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次は、県内の元気企業や新商品を紹介する輝け!うちなーの星です。きょうは、与那原町にある、県内唯一の、金型工場を紹介します。奥原鉄工は、与那原町上(うえ)与那原にある小さな町工場。プラスティックやアルミなどの、精密な金型を作る県内唯一の企業です。

社長「ペットボトルの金型ですね。こういったみなさんよくご存じの」

こうした金型から、製品が生まれます。今年で創業29年。従業員は9人。県内の多様なニーズに応えるため独自の技術を活かし、特殊な機械の製作も行っています。

社長「もう、ほとんどの企業が私どものものを利用していますよ」

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こちらは、シークヮーサーの搾り機。5本のローラーが果汁を絞りきる構造で、シリコンゴムの使用で、種は砕かれないという優れもの。一方こちらは、長年改良を重ね、ようやく今月完成したサトウキビ搾り機の最新型。その性能は、県内外で高い評価を得ています。

社長「決して同じものは作らないというのかな、今のものよりももっといいものを作ろうという、ですからいつも少しずつ改良に改良を重ねながら作っているんですけども」

様々な機械や部品の、修理や改良の相談もこの小さな工場に持ち込まれます。

社長「よそができないもの。そして難しいと言って投げたものですね、そういったものを一生懸命取り組んで仕事をしているものですから、逆に現在のところは、何と言いましょうかね。仕事量がたくさんありまして、納期を調整するのに四苦八苦しているところなんですけどもね」

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この時代にも、売上は右肩上がりを続けているといいます。

社長「この仕事に終わりということはないですからね、つねに技術革新というのかな、なんか仕事になるものはないかとか、またオリジナルの製品は開発できないものかとか、常にそれは頭に入れて考えておりますね」

モノ作りに対する徹底的なこだわり、どんな不況にも負けない、小さな工場の底力は職人たちの、熱い思いから生まれているようです。

まさに、県内ではオンリーワンの技術を持っているわけで、こうした企業にとって、不況は蚊帳の外という感じですね。高い技術力は、後継者の育成の場としても期待されているということです。