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県産品を紹介するうちなーむんです。今日紹介するものは、みんなが元気で長生きして欲しいという思いから生まれたお味噌です。このお味噌、読谷産のソラマメにこだわっていてじょじょに人気を集めています。

僕の名前は、キヨおばぁのクンチ味噌。その名の通りおばぁちゃんから生まれたもので、クンチというのは、方言で気力、体力という意味なんだ。

この味噌を作っているのは、上里キヨさん78歳。小学校の教員を退職後72歳で味噌作りすることを決心。その理由には、沖縄の男性の平均寿命が26位に転落したことと、子供たちの生活習慣の乱れを目の当たりにしたことがきっかけでした。

キヨさん「赤ちゃんの離乳食から病人もお年よりも皆が一緒に食卓を囲めることが私の理想なんです。」

このキヨおばぁのクンチ味噌のこだわりは・・・第一に自分の畑で収穫されたソラマメを使うこと。ソラマメの味噌は、昔から読谷村では各家庭で作られていたそうです。3月から4月にかけて収穫をむかえるソラマメ。この時期に1年分を収穫するとあって夫婦そろって大忙し。

キヨさん「自分で育てないと自信が持てないんですよ」

太陽が出るとこうして、日向ぼっこをして乾燥をさせてもらっているんだその期間、およそ4ヶ月。そして、ここがミソ!ソラマメと麦・麹菌を入れて麹が立つまで3日ほど待つのですが、湿度や、気温によって左右されるため大切な工程です。この工程がミソの味のよしあしを決めるのです。

キヨさん「私こんなに出来たら、130点って言っています。ほら見てください。 こんなに綺麗ですよね。」

作業は、まだまだ続き翌日、柔らかくなった国産大豆とえんどう豆を7時間ほど煮て、ソラマメ麹とあわせます。

源松さん「とにかく皆さんがおいしいな〜っていう気持ちで混ぜています。」

ミネラル豊富な塩やこだわりの水を使用したりと手間隙かけてできあがるキヨおばぁのクンチ味噌。キヨおばぁの熱い思いが詰まっています。

キヨさん「いい味噌を提供して健康な体を皆が意識して働いてほしいということがあります」

最後に、ご覧のように味噌をふんだんに使ったメニューを紹介してくれました。

はい!こちらが、「きよおばぁのクンチ味噌」を使ったお味噌汁です。「ごっくん」昔懐かしい優しい味が口にひろがりますね〜

無添加で管理が難しいためスーパーなどでの販売はしておりませんが、販売開始から5年、口コミで販売個数も増えているということです。以上、うちなーむんでした。