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過重労働や精神的ストレスからくるうつ病などの精神疾患で、休職と復職を繰り返している人の就労を支援しようと、那覇市でフォーラムが開かれました。県総合福祉センターで開かれたフォーラムには、医療や保健、企業の人事担当者ら250人があまりが参加しました。

特別講演で京都文教大学の島悟教授が、うつ病など精神疾患は過重労働や職場でのいじめ、対人関係のストレスなどが大きな要因だとして精神疾患の現状を報告し、職場復帰に向けては企業や職場における管理者のケアや、保健スタッフによる相談・指導などの重要性を訴えました。

このあとのシンポジウムでは、精神科医師や保健師らが偏見をなくすことなどを呼びかけました。

県立総合精神保健福祉センターの仲本晴男所長は「誰でも精神の病気に罹る。その病気を治して当然復職する。それを皆で迎えるということが、まず第一ではないでしょうか」と話していました。

県内では精神科に通う患者が年間3万人を超えていて、企業や職場でのサポート態勢の確立が求められています。