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「おじい・おばあの命薬、をつくる人!」。今週は南城市佐敷の志喜屋和子さん、70歳。つきしろに暮らすお年寄りの憩いの場、「友愛の里」を地域のボランティアの皆さんと協力して立ち上げた志喜屋さん。体操や音楽、リハビリ、カラオケに美容など、さまざまなメニューが地域のお年寄りに人気です。老人会やデイサービスには行かないけどここには通う、という人も多いとか。

志喜屋さん「94歳ね、そうなんです、あとは若いんだけどね。こっちは18歳。あははは」

長い間、民生委員をつとめたり、つきしろの婦人会を立ち上げたりした志喜屋さん。いまは食生活の改善指導を各地で行っています。多くの経験から「地域を活発にするのは、何よりそこに暮らす人々の力で、それを脈々と繋いでいくことが大事」と実感しています。

志喜屋さん「やっぱり自分も年取るじゃないですか。地域の後輩たちに自分たちの姿をみてもらって、見本を示していけば、また次の世代が」

料理上手な志喜屋さん、友愛の里ではおやつやお茶受けを作ります。つきしろの皆さんが材料を差し入れしてくれることもしばしば。本日のメニューは、人気の定番!おいもと野菜のてんぷら。あちこーこーです。

大きな声で歌って、美味しそうにおやつを食べて。地域の先輩であるお年寄りの笑顔が広がります。

志喜屋さん「『志喜屋さん今日も来たよ』って言われたり、見えないときには『あい、風邪ひいて寝てるのかな?』ってすぐ考えちゃうんですよね。『もうこれしか生きがいないよ!』って言われると、やっぱりこれが命薬ですよ。一人残らず元気でここに来てもらえる、というのが一番いいんですね、はい」