続いてのキーワードは「5年連続で全国ワースト」。これは昨年度、県内で起きた人身事故に占める「飲酒運転の割合」です。
全国で最も高い状況が5年も続いています。昨年度は県内で1097人が飲酒運転で検挙されたということです。
こうした飲酒運転をなくそうと7月に道路交通法が改正され、酒酔い運転に明確な基準が設けられました。飲酒は運転にどのような影響を及ぼすのか?記者が体験しました。
「かんぱ~い」
先月、飲酒運転の危険性を身に持って感じてもらおうと豊見城市で「飲酒運転体験教室」が開かれ、飲料メーカーや報道関係者など約20人が参加しました。まずは1時間、参加者全員でビールや泡盛・ワインなどを飲みます。
中村月夢記者「私も飲酒運転の危険性を体験するため、酒酔い運転の値に達することを目指して飲酒しました」
参加した人「毎日運転する」「(飲んだのは)ビール3本とワインと泡盛とか。(運転に)不安しかない」
参加した人「(飲んだのは)5.6杯。恥ずかしながら(運転に自信は)ある」
私も1時間ほどでビールを4缶・ワインを4杯を飲みました。
参加者は自動車学校に移動し、実際に飲酒運転体験をスタート。バックでの切り返しや路上の人形を避けるコースを体験します。飲酒の影響はどれくらいあるのでしょうか?
中には縁石に乗り上げてしまう体験者も。
参加した人「できていると思ったけど当たったと言われて」「自覚がなかったのでびっくりした」「人間じゃなくてよかった」「(飲酒運転は)絶対にダメだと思う」
参加した人「縁石に乗り上げるし、さんざん(Q.これが公道だとしたらどうですか?)大変。事故を起こす可能性は大。自分は大丈夫と思うのは誤り。飲酒運転の危険性を感じた」
今度は私も飲酒運転を体験していきます。乗車前に行った呼気検査のアルコールの数値は0.5mg。基準値の約3.3倍で「酒酔い運転の基準値」に達していました。
中村月夢記者「ほろ酔い気分ですが運転には自信がある。実際に乗車します」
安全のため指導教官が同乗して運転します。
中村月夢記者「準備ばっちりです」
L字クランクなどは時間をかけてではありますが、無事に通過することができました。さらに路上の人形をよける場面では指導教官からの指示を受けながら運転します。
指導教官からブレーキの指示があったにも関わらずタイミングが遅くなり、路上の人形をひいてしまいました。
中村月夢記者「運転に自信がある方だったけど人が飛び出していて、ブレーキを踏んでくださいと事前に言われたにもかかわらずひいてしまった。右左も分からないようになっていた。酒酔い運転はすごく怖いなと思った」
豊見城署交通課長「飲酒運転をしないさせない許さないが1番大事。周りからもしないように止める雰囲気づくりを大切にして、飲酒運転を根絶していけたら」
このくらいの量なら大丈夫だろうという安易な気持ちでハンドルを握り、取りかえしのつかない事故を起こさないためにも「飲んだら運転しない」を徹底することが大切です。
県内での飲酒運転の検挙数は今年8月末時点で606件にのぼっています。そのうちの190件で事故が起きていてこれは全体の3割を占めていることになります。
7月21日に改正された道路交通法では、これまで明確ではなかった「酒酔い運転」に数値基準が設けられました。呼気1リットルあたり0.5ミリグラム以上と新たに定められたのです。
実際にどのくらい飲んだらこの0.5ミリグラムに達するのかというと、あくまで目安ですが、体重60キロの人がビール大瓶2本程度、日本酒で2合ということです。
飲酒運転は「悪質・危険な犯罪行為」です。絶対に許されません。
