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今月18日から「アジアパラ競技大会」が始まります。車いすでラグビーと陸上競技の日本代表として大会に挑む2人の県勢を取材しました。

〝車いすの格闘技〟ともいわれ、車体が激しくぶつかり合う車いすラグビー。県勢として唯一の日本代表に選ばれたのが、うるま市出身の山城来選手です。

車いすでアジアの頂点へ 山城来選手・仲嶺翼選手

車いすラグビー日本代表 山城来選手「キャッチや他の面も補う意識を持ちながら練習している」「コンディションとしてはすごくいい状態で」「自分としてもいつも通り」「平常心で試合に入ることを心がけています」

持ち味は〝スピードを生かしたプレー〟オフェンスはボールをもらうと相手を寄せ付けずに得点、ディフェンスでは、相手に得点を許さない粘り強さも持ち合わせています。ともに汗を流すチームメイトもその実力を高く評価します。

チームメイト仲里 進選手(パラリンピックも経験)「相手の速い選手を止めれるようになってきているので」「最近はそういう部分でとても成長しているし」「ガッツあるプレーをするので、それを生かしながら」「熱くなりすぎず冷静にしながらやってほしい」「チーム練習以外にも自分でも走り込みだったり」「遠投力を上げるために筋トレをしているみたいなので」「今度のアジパラでも活躍してほしいと思う」

車いすでアジアの頂点へ 山城来選手・仲嶺翼選手

脳性まひを持って生まれ幼い頃から車いすでの生活を送ってきた山城選手。中学生の頃には車いすテニスを。高校時代は具志川商業の野球部でマネージャーとしてチームを選抜甲子園に導くなど、様々な形でスポーツに携わってきました。3年前に始めた車いすラグビーとの出合いは知人に誘われた練習の見学でした。

車いすラグビー日本代表 山城来選手「(練習で見た時)タックルや車いすを漕ぐスピードなど」「今まで自分が見たことのない速さや音だったので衝撃的だった」「最初は怖い印象だけど」「今は楽しくできている」

車いすでアジアの頂点へ 山城来選手・仲嶺翼選手

車いすラグビーの魅力に触れ日々の練習に没頭。練習後や試合終わりにはよかった点や反省点を書き残しています。

車いすラグビー日本代表 山城来選手「自分が気づいた時にすぐメモを取るようにしている」「自分の試合を振り返る時も」「悪かったことをメモに書いて分からないことがあれば」「(仲里)進さんにアドバイスをもらったりしている」「今後の成長につながればいいかなと思う」

車いすでアジアの頂点へ 山城来選手・仲嶺翼選手

その努力が実り、日本代表に選出。そしてまもなくアジアの大舞台に初めて挑みます。

車いすラグビー日本代表 山城来選手「ディフェンスでもオフェンスでも最後まで食いつけるような」「泥臭いプレーをアジパラでもしっかり見せて」「チームの勝利に貢献できたらなと思う」

車いすでアジアの頂点へ 山城来選手・仲嶺翼選手

努力を重ね掴み取った車いすラグビーの日本代表。持ち味を生かし躍動するそのプレーに注目です!

車いすマラソンランナー仲嶺翼選手「まだまだやれたなという感情が残らないくらい」「全力疾走を」

レースを前に沖縄での練習を重ねる仲嶺翼選手。車いすランナーとして数々の記録を残してきたまさに〝日本を代表する選手〟です。

車いすでアジアの頂点へ 山城来選手・仲嶺翼選手

2013年に競技を始め、2019年に出場した国際大会では当時の記録を1分以上上回り、日本新記録を樹立。この記録はいまだに破られていません。

2021年の東京パラリンピック、2024年のパリパラリンピックを経て、来月の大会ではこれまでの競技生活で初となるトラック種目で日本代表に選出されました。

車いすマラソンランナー仲嶺翼選手「(選ばれた時) お!という気持ちと、少し気合いが入った」「(周りから)頑張っているねとか元気をもらっている」「周りの人の支えや応援とかサポートいただいているおかけで」「ここまで来られていると感じる」

車いすでアジアの頂点へ 山城来選手・仲嶺翼選手

中学・高校とバスケットボールに打ち込み県代表も経験した仲嶺選手。しかし、沖縄国際大学に通っていた19歳の時、トレーニング中の事故で骨髄を損傷。歩くことが難しくなりバスケもやめざるを得ませんでした。

それでも。

車いすマラソンランナー仲嶺翼選手「(車いすになって)わくわくした気持ちに」「早い段階で切り替わった」

突然の悲劇も決して絶望ではなく前向きに捉えました。そして車いすバスケを体験したことが人生を大きく変えました。

車いすマラソンランナー仲嶺翼選手「(元々)苦手だったマラソンも、車いすだったら違った感覚になるかな」「興味を持って」「(やってみると)スピード感がすごく速い感じて楽しい」「すごくうれしかったのを覚えている」

車いすでアジアの頂点へ 山城来選手・仲嶺翼選手

車いすで走る喜びを感じながら始まった陸上選手としての競技生活。始めは直線のレーンを走ることに苦戦し、20分間トラックを回ることもできませんでした。それでも自分が感じる〝小さな成長〟が気持ちをさらに前向きにしました。

車いすマラソンランナー仲嶺翼選手「きのうよりもコンマ1秒でも上がったらうれしい」「そういったところに楽しみを覚えて」「きょうのベストが出たとか小さい喜びや楽しみが重なった感じ」「(練習仲間などが)いい刺激をくれるしアドバイスもくれて大きい存在」

競技生活の大きな力となっているのが夫の和樹さん。去年1月からコーチを務め公私ともに仲嶺選手を支えています。

仲嶺選手の夫和樹さん「常に前を向いて一歩一歩進めていると感じる」「障害がある話の中で常に痺れがあるんだよ」「私たち(健常者)でいうと、けがをしたら一度休むのが当たり前」「それをありながらもやれる競技者の頑張りは」「着目を置いている」

Qどんなところを尊敬しているか?仲嶺選手の夫和樹さん「全部」

車いすでアジアの頂点へ 山城来選手・仲嶺翼選手

ともに切磋琢磨してきた仲間たちも大きな刺激になっています。

練習仲間「世界に出ている選手なので」「一緒にトレーニングすることでその方法や食事の方法など」「アドバイスをもらっている」「ラストとかすごくまくってくるので」「最後まで負けないように」「翼さんに必死について頑張っている」「今回初めての出場ですごく期待している」「自己ベストを目指して頑張ってほしい」

長距離が主戦場の仲嶺選手は3種目に出場。そのうちの2種目は中距離種目でより早いタイムが求められます。

車いすマラソンランナー仲嶺翼選手「パリの頃と比べれば」「だいぶ整ってきたと思う」「フィニッシュラインを超えた時に」「まだまだやれたなという感情が残らないくらい」「毎回できればと思っている」

車いすでアジアの頂点へ 山城来選手・仲嶺翼選手

支えてくれる人たちの思いを力に変えて。アジアの頂点を目指す戦いに挑みます。車いすで躍動する2人の県勢に期待したいと思います。

以上、スポーツでした。