著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

マリアナ諸島周辺で被害を与えている台風9号。2026年7月10日から、八重山地方にかなり接近する見込みで、沖縄気象台は、警報級の大雨や暴風に厳重に警戒するともに、早めの対策を呼びかけています。

大型で非常に強い台風9号は、2026年7月8日午後3時現在、フィリピンの東の海上にあり、1時間におよそ20キロの速さで西へ進んでいます。中心の気圧は925ヘクトパスカルで、今後、7月10日から11日ごろにかけて、勢力を維持しながら八重山地方にかなり接近する見込みです。

沖縄気象台予報課の久保直紀防災気象官は「10日から11日ごろにかけて先島諸島で暴風となり、一部の住家が倒壊するおそれもある猛烈な風が吹く見込みとなっております」と述べました。宮古島地方と石垣島地方では、7月10日の昼過ぎから夕方にかけて暴風が吹き始める見込みです。

予想される最大風速は宮古島地方で30メートル、八重山地方で40メートル、最大瞬間風速は宮古島地方で45メートル、八重山地方で60メートルとなっています。

沖縄気象台は、風が強まる前に頑丈な建物の中に移動し、屋内でも窓から離れるなどして暴風に厳重に警戒すること、早めの対策を呼びかけています。

台風の接近を受け、県は、2026年7月8日に、災害対策本部会議を開き玉城知事は、県民や観光客に対して命を守るための事前の備えと対策を呼びかけました。

会議の中で、沖縄気象台は、暴風や猛烈なしけ、警報級の大雨になる見込みだと説明したほか、進路によっては、警報級の高潮になる恐れもあるとして注意を呼びかけました。

県は、2015年の台風15号・21号に匹敵する被害が想定されるとして、孤立する可能性がある多良間村や与那国町に職員の派遣を決め、被害情報の収集や応急対策にあたるとしています。

玉城知事は、甚大な被害をもたらす恐れがあるとして、飲料水や食料の確保、雨戸の補強など台風への備え、市町村が作成しているハザードマップで避難場所を確認するよう呼びかけたうえで、「県民や観光客の安全確保に全力で取り組む」と述べました。