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経済に関するニュースをお伝えするビジネスキャッチーです。きょうは本村記者とお伝えします。「高速道路」の話題です。

高速道路と経済

これは東京と愛知を結ぶ東名高速道路が1969年の全線開通から50年間でどのくらいの経済波及効果があったのかをまとめたものです。その額は60兆円にも上るとされています。高速道路は経済にも大きく影響しているのです。

沖縄自動車道の工事に密着/ビジネスキャッチー

本村記者「県内では今、沖縄自動車道の一部の区間で工事が行われています。屋嘉第二高架橋と宜野座橋の間で修繕に伴う工事が行われていて、この区間では終日対面通行規制となっています」

「工事は通勤や帰宅ラッシュの時間とも重なるため周辺では渋滞する様子もみられます。それでも沖縄のインフラを守るために欠かせない工事、なぜ今行われているのか?その理由を取材しました」

沖縄自動車道の工事に密着/ビジネスキャッチー

那覇から名護を結ぶ沖縄自動車道。通勤や通学、物流と、県民の生活を支え、観光客の移動手段としても重要なインフラです。その高速道路で先月から大規模な工事が行われています。

Q高速道路って工事してるの知ってますか?利用者「はい」利用者「そうなの?」

利用者「(工事)やってましたね」Qなんで工事やってるか分かりますか?「分かりません」利用者「きのうはすごい混んでましたね」

沖縄自動車道の工事に密着/ビジネスキャッチー

利用者の声を確認するべく上空からのぞいてみると、1月30日、空撮「現在、午前8時です通勤ラッシュと重なり上空から見ても渋滞が続いているのが分かります」

この工事では終日対面通行規制を行っています。そのため車線が合流するポイントを起点に交通量が多くなる時間帯では自然と渋滞が発生します。また北部エリアではプロ野球キャンプや、桜まつりなどのイベントもあり、車両も多くなかなか進まない場面も。

大きな影響を与えているこの工事、なぜ必要なのか担当者に聞きました。

NEXCO西日本・改築課 武部航さん「北部区間の構造物は建設時のコンクリートの中に塩分が多く含まれており、潮風や湿度が高い沖縄県特有の気候もあって老朽化が進行しやすい環境となっています」「いま大規模な補修を行えば高速道路は安全に長生きすることができます」

沖縄自動車道の工事に密着/ビジネスキャッチー

沖縄道は1975年、海洋博覧会が開かれるのにあわせて石川から名護まで開通しました。この区間は橋でできている部分が多く、橋には車両の荷重を支える「床版」が使用されています。しかし、開通から50年が経ち、劣化が進行しています。

実際に撤去された床版を見てみると床版内にある鉄筋がさびているのが確認できます。

NEXCO西日本・改築課 武部航さん「ひび割れが発生した箇所から雨水が侵入することで、中に鉄筋があるんですけど、下の方に錆が浸透してしまう可能性があります」「錆が浸透し、コンクリートが膨張したり、脆弱することによってコンクリート全体が老朽化してしまって、耐久性や走行性に不安がでる可能性があります」

沖縄自動車道の工事に密着/ビジネスキャッチー

今回工事が行われているのは石川ICと金武ICの間にある「屋嘉第二高架橋」と宜野座IC近くの「宜野座橋」です。この工事は4月まで予定しています。

NEXCO西日本・改築課 武部航さん「損傷した橋のすべてを撤去し、新しい橋に架け替えるためには4カ月の期間が必要になってきます。GW期間・お盆期間は特に交通量が多いことから、梅雨時期・台風シーズンは天候の影響を受けるため工事が困難であることから毎年1月~4月に工事を実施しております」

この工事では片側2車線分の床版を入れ替えます。そうすることにより工事が行われていない車線を対面通行にすることで工事期間中の通行止めを回避しています。

NEXCO西日本・改築課 武部航さん「沖縄自動車道は高速道路の老朽化が深刻な状況でございます。お客様に安全・安心な高速道路をご利用いただくためにどうしても必要な事業となっています、大変ご迷惑をお掛けしますが、ご理解ご協力をお願いします」

沖縄自動車道の工事に密着/ビジネスキャッチー



解説「なぜ沖縄自動車道で工事が行われているのか」

この工事は一部の区間ということですが、県内の高速道路の老朽化はやはり深刻なのでしょうか?

本村記者「NEXCO西日本によりますと沖縄県域の高速道路は開通後50年以上が経過した道路が約4割を占めるなど老朽化が進んでいます。またこのまま床版を取り換えなかった場合は、床版からコンクリートが落ちたり路面の舗装状態が悪くなり、長期の通行止めを伴う工事が必要になる可能性もあるといいます」

沖縄自動車道の工事に密着/ビジネスキャッチー

沖縄のインフラを守るためには大切な工事なんですよね。工事のため対面通行が行われている区間は石川から金武区間で約2.2キロ、金武から許田までの区間で約0.3キロということで始まりましたが、この規制距離はさらに伸びているのですよね?

本村記者「通行にゆとりを持ち安全に走行できる車線・空間を確保するために工事区間だけでなく、その前後においても規制を行う必要があります。結果として3.4キロと2キロでそれぞれ車線規制が実施されています」

沖縄自動車道の工事に密着/ビジネスキャッチー

工事を短期間で終わらせるための工夫も施されているんですよね?

本村記者「建設時の工法では現場でコンクリートを流し込み、固まるまで待つ必要がありましたが、今回の工事では工場であらかじめ製作されたコンクリート床版を使用しています。これを使用することで現場でコンクリートを露出して行う作業が減るとともに、天気の影響を受けにくいため短期間で工事を行うことができます」

どうしても避けられない渋滞の問題ですが、起きやすい時間帯はいつですか?

本村記者「名護向けの車線は早朝から那覇向けの車線は夕方から激しい渋滞が発生しています。NEXCO西日本は目的地に向かう際は時間に余裕をもって利用してほしいとしています。またNEXCO西日本のホームページでは通過にかかる時間や、それまでの渋滞状況など最新の情報を確認することができます。安全・安心な高速道路への理解と協力を呼びかけています」

沖縄自動車道の工事に密着/ビジネスキャッチー

本村記者とお伝えしました。