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平和な新年を願い、糸満市の平和祈念堂では平和祈念像のほこりを払う「浄め」の作業が18日に行われました。
戦没者の追悼と平和を願う象徴として1978年に完成した平和祈念像。高さおよそ12m、幅8mほどの漆制の像には、平和の礎に刻銘された戦没者およそ24万人の名簿が収められています。
毎年、6月23日の「慰霊の日」前と年末の2回、像のほこりを拭き取る「浄め」を行っていて、今回は観光バス会社の社員や留学生など19人が参加。像の台座や体を布で丁寧に拭き取ったり、漆が劣化していないかなどを確認したりしていました。バス会社の社員は「今年も平和でした。また来年も平和でありますようにという思いでお浄めしている」と話し、県立芸術大学の留学生は「世界中、平和は一番大切なことだと思う」と話しました。
平和祈念堂では、大みそかから元旦にかけて「摩文仁・火と鐘のまつり」を実施する予定です。
