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ここからは楽園の海、案内は水中ビデオカメラマンの長田勇さんですよろしくお願いします

長田勇さん「よろしくお願いします!今回は、宮古島のお隣、下地島でダイビングして来ました」

どんな映像になっているんでしょうか、さっそくご覧ください。

長田勇さん「下地島にある渡口港を出てポイントへ向かいます。この島には有名な洞窟ポイントが沢山あるんですが、今回、ぜひお見せしたいのが、島の北西に位置する『ミニ通り池』コンディションも良さそうです」

楽園の海 下地島でダイビング

「ガイドして頂くのは、マリンズプロ宮古の冨谷 剛(とみたに ごう)さん。一緒に潜ってモデル役をしてくれるのはなんと私の小学校時代の同級生や、平均年齢高めのメンバーですが、安全に楽しみながら潜りたいと思います」

ちょっとした同窓会、いいですね

長田勇さん「これがまた楽しいんですよね、まず海の中で出迎えてくれたのは水面近くを泳ぐたくさんのキビナゴ。魚が空を飛んでいるかの様な景色の中、洞窟の入り口に向かいます。ツノダシ3匹が舞う、その真下、ここが入り口となります」

冒険が始まった感じがしますね。

楽園の海 下地島でダイビング

長田勇さん「はいワクワクします。入ってすぐの一角に、すごい数のキンメモドキ。ぜひ皆さんにも見て頂きたいと思っていたのが、このシーンです。今年の7月から住み着いているようですが、ここのポイントでは3年ぶり。数年に一度、この様な光景が見られるそうです」

何匹いるんでしょう、ものすごい数。

長田勇さん「目が回っちゃいました。例年だと、捕食者のアジなどに見つかったら、1ヶ月足らずでいなくなってしまう事もあるみたいです。でも、今年は取材に行った10月後半でも数多く残っていました。今回私も情報を聞きつけて一番潜りたいと思っていたポイントです。連日たくさんのダイバーがこの光景を見にきているのも納得です」

お、何だか浅くなってきましたね。

楽園の海 下地島でダイビング

長田勇さん「はい、暗がりを、突き当たりまで進んで浮上すると顔を出せます。下地島の有名な観光地「通り池」の縮小版ということで「ミニ通り池」池の水面から青空を拝めます」

なるほど、ここに水中でつながっているんですね。

長田勇さん「そうなんです、そして実際には証明されていませんが、鍾乳石のようなツララもあったんです。青空を眺めたあと出口に向かいます。入口と出口は一緒のため、またまた絶対にぶち当たるキンメモドキの大群。もちろん、一緒に戯れます」

「これ、ずーっと見ていても全然飽きないんです。先頭は誰だろう?とか、一番遅れている子はどの子だろう?とか。撮影しながら、楽しませてもらいました。冨谷さんは『流石に水温の下がる12月には少なくなると思います!』と、おっしゃっていました。

今だから見られる光景だったんですね。

楽園の海 下地島でダイビング

長田勇さん「本当に良かったです。さてここからは3日間潜って、様々な生き物と出会いましたので、ダイジェストでご紹介しましょう!まずは暗がりに潜むアカマツカサ」

洞窟の生き物の定番ですよね!

長田勇さん「はいそうです、続いては電飾の様な光を放つウコンハネガイ。実際はライトの反射で光っています」

きれい!

長田勇さん「小さいながらも堂々とした泳ぎっぷりのネムリブカの子供達。普段は小さな生き物しかカメラで撮らない同級生も、サメには興味津々」

楽園の海 下地島でダイビング

小さくても迫力すごいです。

長田勇さん「はい、でも意外とおとなしいんですよ。岩の間をすり抜ける場所では、オキナワスズメダイの乱舞に遭遇。何気に凄い数ですよね」

さきほどの群れにも負けず劣らず泳いでいますね。

長田勇さん「そうなんです、お次はコワモテの顔をした黒光りのロウニンアジと鉢合わせ」

楽園の海 下地島でダイビング

すごい存在感!

長田勇さん「こちらは愛嬌たっぷり、隠れたつもりでも、ほぼ全身丸見えのイシガキフグ」

かわいいですね!お、みなさん何かを囲んでいますが?

長田勇さん「みんなの人気者カクレクマノミ、住処としているイソギンチャクの横には、もうすぐ孵化しそうな卵がありました。キラキラ光っているのは目です」

楽園の海 下地島でダイビング

お父さん?お母さんかな?しっかり見守っていますね。

長田勇さん「そうですね、目もしっかり出来ていたので、このあと3日以内には孵化したと思います。そしてこちらは、いつでも集団行動、スカシテンジクダイの群れ。相変わらず、全身スケルトン」

キラキラと輝いていますねお、みなさん、またしても何かを見つけたようです。

長田勇さん「はい、砂地に潜んでいるのは、カムフラージュ名人、トゲダルマガレイ。見分けつきますか?

つきますが、見事に溶け込んでいますね。忍法「砂隠れの術」ですね!

楽園の海 下地島でダイビング

長田勇さん「まさに海の忍者ですよね!最後は私にとって最高の癒しとなる水中生物、アオウミガメ。優雅に泳ぐ姿を見ることが出来て、一緒に潜ったダイバーのみんなを幸せにしてくれました」

長田勇さん「今回、3日間のダイビングをしてたくさんの生き物たちと出会って、たくさんの癒しを頂くことができました」

私も癒されました、今回もステキな映像をありがとうございました。以上、楽園の海でした!