復興のキセキです。令和の正殿完成が1年後に迫る中、先日ある大会が開かれました。それが「すいまーいラン」です。復興への願いを走りでつなぐイベントに私たち、QABアナウンサー陣も参加しました。
首里の朝が熱気に包まれました。今月16日に開かれた「すいまーいラン」首里城公園の周辺 計11kmを5人1組のチームでバトンをつなぎ走るランイベントです。
首里城の復興の後押しと地域の活性化につなげたいと首里にゆかりのある有志の手で企画されたもので県内51チーム255人のランナーたちが城下町を駆け抜けました。
QABの社内ではこんな動きが…。あの火災からきょうまで、首里城に対する人々の思い、復興の軌跡を伝えてきたアナウンサー陣。
正殿が来年秋に完成する今、首里城を応援する気持ちを改めて「形」に残したいと5人での参加を決めました!その後の会議で、走る順番はこのように決定!大会までそれぞれが自主練を重ねました。
~11月16日(日)すいまーいラン当日~
まだ空に月が残る薄暗い中、続々とランナーたちが集まってきました。
QABアナウンサー陣「おはようございます。晴れました。涼しいから走りやすそうですね」
金城アナ「目標は5位です」
目標は、5ちゃんねるのQABになぞって5位!けがの無いよう、入念に準備運動をして十分バトンパス練習もしたところで…。
場内アナウンス「間もなく出走でございます」
戸田アナ「よ~し」
スタートを告げるドラの音が響きます。ここでコースの紹介♪守礼門を起点に首里城公園周辺を走るルートになっていて、1走の戸田アナは3km。その他のメンバーは2kmのコースを走ります。坂の街・首里。アップダウンの激しいコースです。
金城アナ「きれい。朝日を浴びて輝いている。元気出る~」
中村アナと戸田アナの会話
中村アナ「スタートダッシュ良かったよね?」
戸田アナ「良かった」
中村アナ「(体感)何位くらいだった?」
戸田アナ「5位くらいですかね」
金城アナ(ランの途中・同級生に遭遇)「あっ!わんちゃん!」「 高校の同級生です!」「ランナーのために?昨日から準備しているそうです。こんなことあります?高校生ぶりに会いましたお家ここだったんだ、初めて知った」
3走 中村アナ「きつい、きつい。坂がきつい」
4走 山城アナ「緊張してきた。守さん~~」「こんなに応援してくれるんだ。朝早いのに」
中村アナ「これ明日、やばいな」
4走 山城アナ「中学駅伝以来です。こんな走っているの」「めっちゃ疲れた~。玉城アナのために。首里城のために。皆さんのために頑張った」
5走 玉城アナ「首里城の復元を取材しているが、並々ならぬ色んな人の思いがあって、来年の完成を一歩一歩大事に、みんなで見守っていけたらと強く思う」
5人でつないだバトンを手に最後の坂を駆け上がりついにゴール。思いを届けました。
~ランを終えて~
戸田アナ「(スタートから)坂を下って、もう一回下って信号曲がって、しばらく1位でした」
中村アナ「僕結構抜かしてませんでした?」
金城アナ・山城アナ「楽しかったですね きれいな正殿も見られて」「良いペースで走れたと思います」「これ15位いってるんじゃない」
気になるのはその順位。
表彰式「続きまして…すい賞。41位はなんとですね…QABチーム」
予想は大幅に外れ、順位は41位。“首里(すい)”にちなんだ「すい賞」。副賞は首里城公園年間パスポートの引換券でした。
玉城アナ「復元中の今しか見られない姿を見られるのがポイントなので…そのままみんなで見に行きましょう!」
走り終えたその足で、年間パスポートを作成し、いざ見学エリアへ。
正殿の復元まであと1年。ただ、その他の建物の復元など、これからも復興は続いていきます。
玉城アナ「まだまだ道半ばではあるが、みんなで見守っていきたいですね」
参加した一人ひとりの思いが復興の歩みの後押しとなることを願って。
玉城アナ「坂の辛さも、沿道の声も、正殿の姿も、その全てが“復興の歩み”と重なって見えた。参加して良かった!結果は41位でしたけど、良く頑張りました…かね。正殿の復元も、そしてその先も、これからも伝え続けていきます」
