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戸田アナウンサー「続いては、週刊首里城です。こちら、先月29日に撮影したモノレールの車窓からの映像です。このように正殿、外観の工事が完了したため建物を覆っていた素屋根が外れてその姿が見えるようになっているんです!

山城アナウンサー「那覇の街に首里城が帰ってきたの、なんだかうれしくなりますね~

戸田アナウンサー「現在は、内部の塗装などが行われていて、来年・秋の完成を目指しています。こうした中、復興を後押ししたいと立ち上がった人たちが!彼らが企画した「イベント」とは?

Q 原動力は? 実行委員会「首里を盛り上げたいという気持ち」「首里のためにやっている」

第29回 週刊首里城「ランナーの足音で復興を後押し すいまーいラン」

那覇市首里のとある店、集まっていたのは首里を愛する大人たちです。「復興を後押ししたい」「地域を盛り上げたい」そんな思いを原動力に生まれたイベントがあります。

去年11月。首里城下町である催しが開かれました、それが「すいまーいラン」です。首里の町を走り回るランイベントでその特徴は5人1組でバトンをつなぐ「リレー形式」であること。

企画したのは首里出身者、首里にゆかりのある大人たちです。開催のきっかけとなったのは、何気ないひと言でした。

実行委員長 古謝玄太さん「NAHAマラソンと言いながら 首里は全くルートに入ってないという話になって」

王国時代、島の中心地として栄えた首里、しかし、沖縄を代表するランイベントとして知られるNAHAマラソンのルートからは外れています。

すいまーいラン実行委員会 古謝玄太さん「(首里城の)復元に向けて何かやりたいということと、首里を走ったら面白いんじゃないかということが合わさって首里を走り回るイベントをするということになった」

こうして去年実施したプレ大会には12チーム・60人が参加「また走りたい」とランナーから反響を呼び、本開催が決まりました。

第29回 週刊首里城「ランナーの足音で復興を後押し すいまーいラン」

今回も5人1組でバトンをつないで走りますが、気になるそのコースはというと、出発点は守礼門。門をくぐって、公園を抜けると継世門が見えてきます、住宅地を通り龍潭通へ、そうするとランナーの左手に現れるのは来年秋に完成予定の正殿の姿です。

そして再び、次のランナーが待つ守礼門へ、復興への思いをのせてバトンを手渡します。距離にしておよそ2km、5人で合計11キロを駆け抜けます。

すいまーいラン実行委員会 古謝玄太さん「今回のコースの中で、この守礼門に上がるところが一番ランナーにとってはきついコースになっている。坂道になってるものですから」「ただ、その走りきった先に守礼門があって、そこをくぐってバトンを渡すのがとても面白いと思うので、ランナーにとってもテンションが上がる場所じゃないかな」

さらに今回は、首里城下町の人気店が集まる「首里の朝市」も同じ日に予定されていて、走って、食べて、買い物して!五感で首里を体感できるイベントになっています!

「安全に楽しく走ってもらうために」実行委員会では何度も話し合いの場を持ち準備を重ねてきました。

すいまーいラン実行委員会 嘉手川 航汰さん「学生時代の感覚に少し戻っている。なつかしい青春している」

第29回 週刊首里城「ランナーの足音で復興を後押し すいまーいラン」

すいまーいラン実行委員会 首里のすけさん「地域の先輩・後輩と一緒に行事をつくるのは面白い作業」

第29回 週刊首里城「ランナーの足音で復興を後押し すいまーいラン」

日々復元に向けて頑張る首里城、そして、復興に携わる人々を地域が一丸となって応援したい、イベントを前に、願うのは?

すいまーイラン実行委員会(古謝さん・粟國さん・首里のすけさん)「ランナーの足音で首里城復興を盛り上げる」

すいまーいラン実行委員会 粟國英雅さん「首里城がただ燃えて悲しんだというだけではなく、またこれから盛り上がっていこうという、何か新しい息吹のような、またそういったものをつないでいく、未来に残していくという、そういったイベントになってくれたら」

第29回 週刊首里城「ランナーの足音で復興を後押し すいまーいラン」

すいまーいラン実行委員会 首里のすけさん「首里城を皆さんを盛り上げられるように頑張ります。」

第29回 週刊首里城「ランナーの足音で復興を後押し すいまーいラン」

「すいまーいラン」はあさって午前7時スタートです。

戸田アナウンサー「去年、参加したランナーから好評で、いよいよあさって新たな歴史が始まるイベント。企画されたみなさんの熱い思いが伝わりますが、このすいまーいラン、実は中村アナ・金城アナ・玉城アナ・山城アナ・戸田、私たちQABアナウンサー陣も5人で実際に走ります!

山城アナウンサー「天気が心配ですけど、首里の風を感じながらランナーの一員として復興を応援できたら!その模様は26日の復興のキセキでお伝えする予定です。どうぞお楽しみに」

第29回 週刊首里城「ランナーの足音で復興を後押し すいまーいラン」