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2025年4月、沖縄警察署内で留置されていた男性が首を吊った状態で見つかり、その後、死亡したことについて、県警は当時留置所担当だった警察官ら9人を処分したと発表しました。

県警によりますと、2025年4月、沖縄警察署に窃盗の罪で起訴・留置されていた20代の男性が、留置所内の居室で首を吊った状態みつかり搬送先の病院で死亡が確認されました。

県警は14日、男性は自殺だったと説明し、留置所内の管理を担当していた50代の課長に戒告、当日勤務していた警部補や署長、副署長らに訓戒など、合わせて9人の処分を発表しました。

調査の中で、この日、逮捕者が多く留置手続きに追われたことで、通常1時間に複数回行われている見回りを怠ったことや、就寝前に行う所持品検査で責任者の立ち合いなしで実施していたことが明らかになったということです。

田中真実警務部長は「留置施設で死亡事案が発生したことは大変遺憾。本件を重く受け止め、留置業務の管理強化、職員に対する研修の充実を徹底し、再発防止に努める」とコメントしています。