続いてはスポーツ、戸田アナウンサーです。まずは高校野球です、県の秋季大会、おとといから2回戦が始まりました。夏の甲子園優勝校・沖縄尚学が初戦を迎えました！
夏の甲子園で初優勝を果たした沖縄尚学は甲子園夏春連覇に向けた第一歩、試合前グラウンドでは日本代表として国際大会での経験を積んでチームに戻った末吉良丞が積極的に声をかけチームを鼓舞する姿が。
沖縄尚学１ 末吉 良丞 選手「1個上の先輩方たちと甲子園優勝を経験させてもらった」「新チームは自分が引っ張っていくという気持ちを持って」「まずは県大会優勝、九州大会出場を目標にしていく」
甲子園優勝メンバーの3年生もスタンドから新チームの初陣を見守る中、始まった那覇商業との一戦。2回表、沖尚の先発は夏の甲子園でもベンチ入りしていた田場典斗。
沖縄尚学１２ 田場 典斗 選手「(夏の甲子園では）登板機会がなかったので」「その悔しさを持って」「新チームで自分の実力をしっかり発揮できるように」「マウンドに立った」
2回、那覇商業に2本のヒットを浴び1アウト１・３塁とピンチを迎えます。打席には那覇商業先発の長嶺龍希。ここはスクイズを冷静にアウトにし、先制点は与えません。
一方の沖尚打線は3回までヒット1本に抑えられますが両チーム無得点で迎えた4回、２アウト3塁のチャンスを作り、6番 慶留間大武 (けるま・だん）、センターへのタイムリーヒットでこの秋、新チーム初得点をあげます。
先制点をもらった沖尚の田場は５回、ランナーを許すも自らの守備で反撃を許さず、5回無失点で先発の役目を果たします。前半は苦しんだ沖尚打線も6回に秋江駿斗（はやと）が2点タイムリー2ベース。7回には慶留間がこの日2本目のタイムリーを放つなど、6回、7回だけで6得点、7回コールドで新チームの第１歩を踏み出しました！
沖縄尚学１２ 田場 典斗 選手「先輩たちが(甲子園優勝の)成績を残してくれて」「期待されている中で」「どういう試合ができるか緊張と不安があった」「(甲子園で活躍した)末吉と新垣が注目されているが」「自分たちもいるぞという強い気持ちでやっていく」
沖縄尚学２ 山川 大雅主将「強さを継続するために1勝を大事に」「優勝した後の年は苦労すると言われているが」「1人ひとりができる役割を果たすことを」「(部員同士で)確認して臨んでいる」
一方こちらも秋の初戦、夏の県大会準優勝、今年創部3年目にして春の選抜に出場したエナジックスポーツは本部と対戦、エナジックの先発は1年生エース蓑田宗典（みのだ そうすけ）、受けるキャッチャーも１年生、大村昂矢（おおむら・こうや）と1年生バッテリーで新チームがスタート。
しかし序盤は本部のペースに。1回、先頭バッターにライト前ヒットで出塁を許すと、4番の城間世輝（しろま・らいき）のセンター前ヒットで２アウト、１、３塁と、いきなりのピンチ。ここは、エナジックの1年生バッテリーがふんばります。
先制点が欲しいエナジックは、そのウラ、1アウト3塁のチャンスを作りますが、本部のピッチャー上原来輝（うえはら・らいき）の前にバッターは三振。さらに飛び出したランナーが、タッチアウトと流れをつかめません、その後も両チームともにランナーは出すもピッチャーが要所を抑え無得点のまま終盤へ。
７回ウラ、投球練習中にここまで力投を続けていた本部のピッチャー上原に異変が、足をつって、そのまま降板となります。急遽、ピッチャー交代となった本部に対しエナジックがその代わりばなを攻めます。
フォアボールからチャンスを作り6番、宮城萌（みやぎ・きざし）。放った打球はセンターが飛びつくも届かず貴重な1点をもぎ取り、これが決勝点。秋の第1シード・エナジックが辛くも１対０で初戦を勝利しました。
県の秋季大会ベスト１６が出揃いました！こちらが次の試合予定です。土曜日に県内3球場で予定されています。この県大会で上位2チームが九州大会に出場しその九州大会での成績・試合内容が評価され４チームが九州を代表して来年3月の春の選抜甲子園に出場することになります。
今年は、沖縄から沖縄尚学とエナジックスポーツの2校が出場した春の選抜甲子園。沖縄尚学は夏・春甲子園連覇に向けたシーズンになります。
