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60年以上地元に愛されてきたオリオンビールが9月25日、製造業としては県内初となる東京証券取引所に株式を上場しました。

9月25日午前11時ごろ、東京証券取引所の最上位、プライム市場に上場したオリオンビール。セレモニーで村野社長が上場通知書を受け取りました。注目の株価は、取引開始直後から買い注文が殺到し、午前の取引では初値がつかないまま取引を終え、午後の取引では公開価格850円の2倍を超える1863円の初値をつけました。

オリオンビールは1957年に創業し、2019年に野村ホールディングスとアメリカの投資ファンドのカーライル・グループに買収。また「ジャングリア沖縄」の出資企業としても名を連ね、ホテルなどの観光業やグッズ販売にも力を入れブランド力を築いてきました。

県民の女性「オリオンの名は残って欲しいですね。私が小学校1年の時にオリオンビールができました」

観光客「オリオンTシャツでーす」「こんなに有名だからもう(株式上場)なっていると思ってた」「おめでとうございます。認知度はすごいあると思います」

県民の男性「アサヒビールの協力もあっての今回だと思うので、アサヒだけでなくオリオンとしての強みももう少し発展できたらいいんじゃないかなと思う」

県民の男性「飲料事業だけじゃなくて、他の事業でも沖縄県内の経済を引っ張って頂けたらなと思う」

上場後の会見でオリオンビールの村野社長は、今後の展望について次のように話しました。

オリオンビール村野一社長「まさにオリオンブランドを中心とした循環成長型ビジネスモデルを地道に推奨することで今日になったと思う。オリオンファンの株主をひとりでも多く増やしていきたいなと考えています」

節目の日を迎えたオリオンビール。県民と共に歩んできた歴史を力に更なる発展が期待されています。