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沖縄の伝統的な酒「泡盛」の品質向上を目的にした鑑評会が、2025年9月22日から浦添市で行われています。
泡盛鑑評会は酒造技術の強化・発展を促し、泡盛の品質向上につなげようと沖縄国税事務所と県が行っていて、本土復帰の年・1972年から毎年開催されています。
2025年は39の酒造所、103点の泡盛が出品されていて、3年以上熟成された「古酒の部」と、新酒でアルコール度数が37度以上の「つよい泡盛の部」と37度未満の「一般酒の部」の3つの部門で審査します。
初日の9月22日は古酒の審査が行われ、大学教授や国税事務所の担当職員などで構成される評価員が、泡盛の香りや味わいを確かめていました。
評価員の琉球大学農学部・平良東紀教授は「特に甘い香りというところ評価しているというのと、口の中に含んだ時のまろやかさというところがポイントになる」と話しました。
沖縄国税事務所・渡辺健太郎主任鑑定官は「泡盛を含む伝統的酒造りということでユネスコ登録されましたので、その技術をしっかり継承されて今までのお酒を更に引き継ぎつつ、色んな挑戦をして泡盛の可能性を広げるような取り組みを我々も支援していければ」と話しました。
今回の鑑評会では9月26日まで審査が行われた後、2025年11月に評価の高かった泡盛に賞が贈られるということです。