いよいよあす開幕する夏の甲子園。きのうの組み合わせ抽選会で沖縄尚学の初戦の相手は、秋田県代表の金足農業(かなあしのうぎょう)に決まりました。今年の金足農業はどんなチームなんでしょうか?きのうの組み合わせ抽選会で、大会2日目の第3試合で対戦することが決まった沖縄尚学と金足農業。沖縄尚学は2年ぶり11回目の出場、金足農業は2年連続8回目の出場です。
金足農業 佐藤晃真主将「沖縄尚学は選抜も出場していてとても強いイメージがある。守備からリズムを作って攻撃へというのが今年のチーム。一戦一戦 自分たちの野球で戦って行って、最後は日本一に達成するように頑張っていく」
2018年に夏の甲子園準優勝の金足農業は、秋田大会5試合で26得点、チーム打率は.276、守備からリズムを作るという点でも沖縄尚学と似たチームです。2018年夏の甲子園準優勝したメンバーの弟が5人在籍していて「再びカネノウ旋風を」とこの夏に挑みます。

注目はエース対決。金足農業のエース吉田大輝(よしだ たいき)は、2018年夏の甲子園準優勝の立役者で現在オリックスで活躍する吉田輝星の弟。最速146km/hのストレートと多彩な変化球が持ち味です。県大会では5試合全てに登板し、34イニングで自責点1と安定した投球を見せました。

一方の沖縄尚学のエース 末吉良丞は、最速150km/hを誇るストレートと球速差の少ない速い変化球を持ち、県大会は4試合で1失点。29イニングを投げ40個の三振を奪うなど圧巻の投球を披露しました。
そんな両チームのエースに対する打線。 金足農業は、県大会で打率4割を超える薮田龍人(やぶたりゅうと)や、長打力のある4番キャプテンの佐藤晃真を中心に小技を絡めた攻撃が得意で、県大会では犠打で手堅く走者を進め得点し、決勝ではスクイズでサヨナラ勝ちをしています。
沖縄尚学は県大会打率4割超えの伊波槙人や、同じく打率4割を超えチーム最多6打点を叩き出した安谷屋春空を中心に、どの打順からでも得点できる攻撃が武器。持ち味の集中打にも期待です。

沖縄尚学 眞喜志拓斗主将「バッテリーを中心とした守備を武器として戦っているので、そういった部分が春からもう一度成長した。(金足農業は)いい投手陣が揃っていると思う。粘り強い攻撃で一戦必勝で頑張っていきたい」
初の夏の甲子園制覇に挑む沖縄尚学。郷土の誇りを胸にまずは甲子園での1勝を掴みにいきます。
いよいよですね!これまでの沖縄県勢と秋田県勢の夏大会の対戦は1997年、浦添商業と秋田商業が対戦して以来となります。沖縄尚学の初戦は6日(水)午後4時15分プレーボールです。
