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2024年、女性に性的暴行を加えようと襲い、けがをさせた罪に問われているアメリカ海兵隊員の男の裁判で、6月5日、被告人質問が行われました。
起訴状などによりますとアメリカ海兵隊の上等兵、ジャメル・クレイトン被告(22)は、2024年5月、本島内で性的暴行を加える目的で女性の首をしめるなどし、全治2週間のけがをさせたとして、不同意性交等致傷の罪に問われています。
6月5日の裁判で被告人質問が行なわれ、そのなかで時系列について問われた被告は「現場での滞在時間は5分ほどで、その後、タクシーに乗車し宿泊していた場所に1時間で帰った」と証言。
しかし検察は、事件当日、2人が現場に向かう様子と被告が現場を離れる様子を撮影したとされる同じ防犯カメラの映像の提示し、2つの映像には30分程度の時間差があることや、犯行後に宿泊施設へ帰るまで乗ったタクシーの映像を示し、乗っていたのは12分ほどではないかと尋ねる場面がありました。
一方、弁護人は、被告に被害者とタクシーに乗った理由を尋ねると「彼女から誘われた」と答えた上で「傷を負わせるようなことはしていない」と改めて主張しました。
裁判は6月9日に結審し、6月24日に判決が言い渡される予定です。