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国指定の史跡「浦添城跡」で14世紀後半に造られた石積みの城壁が確認されマスコミに公開されました。

浦添市教育委員会仁王浩司主任主事は「本当にこれまでで見つかった浦添城跡の城壁の中で、残りのいい部分になるのであろうという風に考えております」と答えました。

浦添市教育委員会では城跡の発掘調査は2007年度から毎年実施していて、そのうち2014年に発見された石積みの遺構について今回までの調査で長さ30メートル高さ2・5メートルの城壁だったことを確認したということです。

城壁は、長方形の石材を重箱を積み重ねていく「布積み」という技法で最大の石積みは13段あります。浦添市教育委員会の仁王浩司主任主事は「縦に一直線に通っている状況です。城壁の積み上げる技術がまだ稚拙なころの技術というふうに考えられています」と話しました。

また、城壁からは斜めに積まれたVの字の箇所があり左右対称に分かれて石積みがされていたたことも今回の調査で確認できたと説明しました。この城壁は、2022年12月11日の午前と午後で一般の人を対象にとした見学会を開催するとしています。