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秋の那覇を熱気に包む「那覇大綱挽」。今年はあいにくの雨に見舞われるなか、参加者が東と西に分かれ、誇りをかけた熱戦を繰り広げました。雨にも負けず、会場は熱気に包まれました。

握った綱を体に引き寄せ、足を踏ん張り、力いっぱい引っ張る人たち。大綱を動かそうと、威勢よく掛け声をあわせます!およそ7万3000人が参加し、東と西に分かれて誇りをかけて綱を引き合い、那覇の街が熱気に包まれました。

秋の風物詩『那覇大綱挽』 雨を吹き飛ばす熱気と歓声

秋の風物詩「那覇大綱挽」。国際通りには市内全域から14の旗頭が集まりました。旗頭は、地域のシンボルや守り神として、繁栄の願いを込めて作られたもの。高さ7~10メートル、重さ40~60キロもある旗頭を、担ぎ手はたった一人で支えます。周りの掛け声に合わせ、全身でバランスを取りながらぐっと腰を落とし、空高く持ち上げると、沿道からは大きな拍手と歓声が沸き起こりました。

秋の風物詩『那覇大綱挽』 雨を吹き飛ばす熱気と歓声

担ぎ手「みんなで声をあわせて一緒にあげて一体感が出るところがやっぱり好き」「自分なりには上手に持てたと思う」

秋の風物詩『那覇大綱挽』 雨を吹き飛ばす熱気と歓声

担ぎ手「(綱挽本番では)すごい腕が震えるくらいまでドラを叩いて盛り上げていきたいと思う」

担ぎ手「途中の雨でちょっと竿が滑って持ちづらかった」「自分から受け継いで娘も一緒に持ってもらえるのでそこは面白いし、楽しいと思う」

担ぎ手「みんなできれいな旗を上げて久々に西も勝ちたいと思う」

秋の風物詩『那覇大綱挽』 雨を吹き飛ばす熱気と歓声

そして、メインイベントの大綱挽。

東(あがり)の男綱(をぅーな)と、西(いり)の女綱(みーな)をつなぎ合わせると、全長160メートル、総重量35トンの大綱が完成します。しかし今年は、降りしきる激しい雨がその作業を阻みます。参加者が「綱寄せ」で懸命に動かそうとしますが、水分を含んで重みを増した大綱は、なかなか動きません。時間だけが過ぎる中、主催者が下した決断はクレーンの投入でした。

前代未聞の対応に、会場からも驚きの声が上がります。クレーンでの持ち上げ作業と、参加者が力を合わせて中央へ引っ張る作業により、ようやく両方の綱を重ね合わせることができました。

秋の風物詩『那覇大綱挽』 雨を吹き飛ばす熱気と歓声

そして、直径43センチ、長さ3.65メートル、重さ365キロの「かぬち棒」が差し込まれ、一本の大綱として繋がったのは、当初の予定からおよそ45分が経過した頃でした。

準備が整い、いよいよ大綱挽の開始です。参加者も綱を握り直し、気合十分。 合図を待つ視線の先、会場全体にピンと緊張感が走ります。合図とともに参加者は体を大きく後ろへ倒しながら、全身の力で綱を引き寄せます。

秋の風物詩『那覇大綱挽』 雨を吹き飛ばす熱気と歓声

巨大な綱が動くたび、ひときわ大きな歓声が響き渡ります。押し戻されまいと踏ん張る足にさらに力を込め、額に汗を浮かべながら、参加者たちは最後まで全力を振り絞りました。雨の影響もあり、今年の勝負はおよそ10分間の熱戦となりました。

秋の風物詩『那覇大綱挽』 雨を吹き飛ばす熱気と歓声

激闘の結果は。今年は「引き分け」となりました!雨が上がり、虹がかかる空の下、会場は健闘を称え合う大きな歓声と拍手に包まれました。

那覇からの参加者「楽しかったです」「また来年も来たいです」

秋の風物詩『那覇大綱挽』 雨を吹き飛ばす熱気と歓声

那覇からの参加者「宮古からおばあちゃんが来てて(大綱挽まつりに)連れてきた」「大綱挽 最高です!!」

那覇からの参加者「楽しかったし綱の上に乗れて嬉しかった」

綱方「(綱の上に乗っているとき)ズズズって音が鳴って自分も一緒に動いていくのが最高の気分」「ずっとここ数年連勝したので(今回は)悔しい」

秋の風物詩『那覇大綱挽』 雨を吹き飛ばす熱気と歓声

綱方「最高でした」「来年こそ 必ず勝ちます」

幾多の困難を乗り越え、一本の大綱に繋がった人々の強い絆。誇り高き伝統の熱気は、これからも那覇の街を力強く活気づけていきます。

雨の中の熱戦、そしてハプニングを乗り越えてひとつになった会場の熱量が伝わってきました。

今年は引き分けという結果になりましたが、決着は来年へと持ち越され、早くも次回の開催が楽しみになりますね。

秋の風物詩『那覇大綱挽』 雨を吹き飛ばす熱気と歓声