※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

政府が構想している与那国島の新たな港湾の建設を巡り与那国町長が28日住民に対し説明をしました。住民からは軍拡に繋がるのではないかと懸念や不安の声も聞かれました。

与那国町の比川地区に隣接する樽舞湿原を含む場所は新しい港湾の建設が構想されていて政府が自衛隊の利用を前提に整備を支援する特定利用港湾の候補になっているとみられています。

この港湾の新設を巡り、周辺住民からの説明を求める声を受け与那国町の糸数町長がきのう、比川地区の定期総会に出席し住民からの質問に答える形で説明をしました。

住民からは、「港湾新設が軍拡に繋がるのではないか」と懸念や不安の声が聞かれましたが糸数町長は次のように話しました。

糸数町長は「空港500メートル延長したから戦争が始まるとか、港造ったから与那国が狙われるとか、ありえないですよ」と話します。

住民への説明の後、取材に応じた糸数町長は港湾の新設構想について「今後、政府から具体的な話があれば町民にも説明したい」と話しています。