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町長は、民需での利用を強調しました。2023年12月14日開かれた与那国町議会で、町が空港の滑走路延長や、比川地区に港の新設を国や県に要請したことについて、議員が町長に質しました。

与那国空港や比川地区に計画される港については、政府が有事の際、自衛隊などの使用を念頭に整備する「特定重要拠点」の候補になっているとみられます。

特定重要拠点は、全国32カ所の空港や港などを候補に挙げていて、県内は12カ所と全国最多です。

糸数与那国町長は「今行動しないと島は捨て置かれる。パッシングされて、いいところは宮古・石垣にもっていかれる。クルーズ船も(与那国に)接岸できない」と発言しました。

糸数町長は、2023年12月14日の議会で港の整備などは民間利用を意図していると強調しましたが、質問した田里議員は、「駐屯地がある。ミサイル(基地)ができる。港ができる。島自体が要塞の形になる」と指摘しました。

また議員は、官房長官などが訪問した理由について質問しましたが、町長は、「特別な話はない」などと特定重要拠点との関連には言及しませんでした。