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共通価値を見出すことで持続的な交流と連携を期待するとしています。台湾と沖縄の経済発展や交流を目的に「沖縄・台湾フォーラム」が2023年12月8日、那覇市で開かれました。

新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催となった2023年のフォーラムのテーマは、環境への負担と生態系への損失を軽減しながら、生活の質を改善していく「グリーン経済」で、沖縄と台湾からそれぞれ代表者らが、講演を行いました。

沖縄側からは、「高付加価値コンクリート」を開発し、2023年、ものづくり日本大賞で経済産業大臣賞を受賞したHPC沖縄の阿波根昌樹代表が、二酸化炭素由来の素材を基にしたコンクリートを活用することで「沖縄発のグリーン経済によるイノベーションを発信したい」と述べました。

また、台湾側からは台湾経済研究院・研究八所の康延嶽副所長が、グリーン経済に根付いた地方創生の事例としてデジタル技術を活用したスマート農業の導入で若者のUターン者を増やし雇用を創出を図る施策などを紹介。

康副所長は、共通価値を見出すことで台湾と日本の持続的な交流と連携を期待するとしています。主催した南西地域産業活性化センターの大嶺滿会長は、「今回のフォーラムで沖縄と台湾の関係をより強固なものになる」としています。