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2カ月前に沖縄県那覇市で路上にいた30代の男性を襲って所持品を奪ったとして警察は8月21日に県内に住む17歳の少年4人を逮捕しました。那覇市では同様の手口の強盗が相次いでいたことから少年らとの関連を調べています。

警察によりますと逮捕された4人はいずれも17歳で那覇市に住むアルバイトの少年と南城市に住む塗装作業員の少年と那覇市の高校生と宜野湾市の高校生です。

少年4人は6月18日午前5時ごろ那覇市壺屋で住宅街を歩いていた38歳の男性を背後から襲って顔を殴るなどして路上に倒し抵抗できないようにしたうえで、スマートフォンなど所持品を奪った疑いがもたれています。

被害男性は左目の奥の骨を折るなど全治約1カ月の重傷です。

警察は事件現場の近くにあった防犯カメラを確認するなどして、逃走に使ったバイクを特定したうえで犯行への関与が浮上した少年らの容疑が固まったことから8月21日に逮捕に踏み切りました。捜査への支障を理由に警察は4人の認否を明らかにしていません。

那覇市内では今回のような相手を抵抗できない状態に陥れて金品を奪う「ノックアウト強盗」という手口の犯行が立て続けに起きていました。

壺屋の事件の翌日・6月19日には那覇市若狭の路上で52歳の男性が複数人の集団に背後から殴る蹴るなど暴行を受けて持っていたバッグを奪われそうなりました。

8月11日にも、那覇市久米で64歳の男性が現金を奪われました。警察はこれらの事件に少年らが関与しているのかどうか捜査する方針です。