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陸上自衛隊のヘリコプターが宮古島周辺で消息を絶った事故で、現場付近の海域に機体の引きあげを行う作業船が到着しました。

4月6日、自衛隊の幹部ら10人を乗せた陸上自衛隊のヘリコプターが宮古島周辺で消息を絶ちました。4月13日に海底で見つかった機体の一部を引きあげるために自衛隊が依頼した民間のサルベージ船が現場海域に到着しました。

政府関係者によりますと、海底には、機体の主要部分以外にも海面に落ちた衝撃で外れたとみられる機体の一部が複数見つかっていたことが分かりました。

船越遼太郎記者は「宮古島市の平良港です。私の後ろに見える船が宮古島にやってきたサルベージ船です。午前は現場海域周辺を航行する様子が確認できましたが、午後は港に停泊したままの状況となっています」と伝えました。

機体の引き上げについては、海底の状況を調査し、天候などの条件が整い次第、早ければ4月29日にも作業に入りたい考えです。

また、事故の原因究明につながるフライトレコーダーについても機体の主要部分に残っているとみていて、引き上げとともに回収を急ぎたい考えです。