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辺野古の新基地建設が進む埋め立て予定海域に近い名護市久志の海岸で9カ月前に国の天然記念物「ジュゴン」の「フン」が見つかっていたことがわかりました。

沖縄県によりますと2022年7月に辺野古新基地建設が進む護岸から南西側にある名護市久志の海岸でマリンレジャーをしていた人が固形状のフンを見つけて届け出ました。

県が分析したところジュゴンのDNAがふんから検出されていて県の調査でジュゴンのDNAを確認したのは初めてです。このことが埋め立て予定海域の周辺にジュゴンが生息していることを示す根拠になると県は考えています。

一方、新基地建設を進める防衛局の調査では2018年9月以降、埋め立て予定海域周辺でジュゴンの姿は確認されていません。県は防衛局が実施している調査の回数を増やすよう求めるほか、県民などにジュゴンの保護や目撃情報の提供を呼びかけています。