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辺野古の新基地建設をめぐり戦没者の遺骨が眠る南部の土砂を埋め立てに使用する計画になっている問題で遺骨収集ボランティアらが、遺族の声を聞く会を糸満市で開きました。

この会は、辺野古の新基地建設をめぐり埋め立て工事に、沖縄戦の戦没者の遺骨が残る南部の土砂を使用する計画になっている問題で、遺族の声を、国や県に届けるため遺骨収集ボランティア・ガマフヤーの具志堅隆松さんらが開いたものです。

ガマフヤー・具志堅隆松さんは「戦争で殺された人たちの血のしみ込んだ土砂を新たな戦争のための基地に使うっていうのは、これは戦没者に対する冒とくです」と述べました。

会には、およそ40人が参加し土砂の使用に対する遺族としての切実な思いを訴えました。姉を亡くした遺族は「(南部は)本当に避けて通れないぐらい死人が多いんですよ。遺骨はないかもしれないけれど、ここにしみ込んでいる。もう…こんなことしては絶対にいけませんよ」と話しました。

公聴会は、今後、那覇市や浦添市で行われる予定で具志堅さんは、遺族から寄せられた声をまとめ2023年、国に要請するとしています。