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落ち着きを見せつつある新型コロナの感染の波が下げ止まりの傾向にあり沖縄県の調査チームは「このまま一定の流行が持続すると考えられる」という最新の報告をまとめました。

県の疫学・統計解析委員会によりますと9月19日から9月25日まで1週間で新規感染者は3549人で前の週より1000人あまり減りました。

感染者1人が何人に感染させるかを示す実効再生産数は沖縄本島で0・85、八重山地域では0・68、宮古地域では0・64でした。県内の感染状況を年代別にみると10代が最も多く、次に40代や30代となっています。

すべての年代で減少しているものの「減少の速度が鈍化してきている」と感染の下げ止まりを示唆しています。

委員会は「去年のように収束することなく、このまま一定の流行が持続するものと考えられる」としたうえで「感染対策を維持しながら社会活動を再開する必要がある」と呼びかけています。

今週から「全数把握の見直し」が始まったことに伴いこれまでと同じ分析ができなくなったことから疫学統計・解析委員会は定期的なレポートの発表を休止するということです。