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7月2日に起きて日常生活に支障をきしたKDDIの通信障害について、沖縄セルラー電話が謝罪しました。

80時間以上続いた通信障害についてKDDIは、7月5日夕方に完全復旧したと発表しました。

沖縄セルラー電話・菅隆志社長「通信事業者として非常に重要なインフラをご提供しているわけですけど、それが非常に使いづらいということで、多大なるご迷惑をおかけしたということで深くお詫び申し上げたいと思います」

沖縄セルラー電話によりますとKDDIの通信障害によって通話ができないなど、携帯電話サービスに支障をきたし、県内では7月2日から7月4日まで3日に渡って最大65万回線に影響が出ました。

濱元晋一郎記者「生活するのに欠かすことのできない携帯電話、街の人にはどのような影響が出たのでしょうか」

県民「au使ってたんですけど、もう全く電話つながらなくて、めっちゃ困りましたね。親はauじゃなかったので親から借りて、もうそこから電話してみたいな」

旅行者「仕事関係でつながらなかったときはヒヤッとしました。ショートメッセージとかで代わりに、ラインの電話とかでも代わりにしたりはしました」

「au」「UQ」「povo」の各サービスをあわせると県内シェアは5割を超えています。

何が起きたのかわからず、故障かどうかを確認するため、県内に約70ある各店舗に一日1店舗あたり20人ほどの利用者が直接訪ねる事態になりました。さらに、950件にも及ぶ苦情や問い合わせがコールセンターに入ったといいます。

県民「いつも祖母に連絡を取ってるんですけど、つながらないなって。(Q:その後連絡は取れた?)取れなくて、(祖母は)壊れてるって思ってたみたい」「とにかくお年寄りが、一人で暮らしてる方たち(連絡が取れず)とんでもない状態でした。毎日、見守りに行ったり、確認をしに行きました。今回の障害はしっかり補償してもらわないと困る」

データ通信や音声通話は7月5日午後4時半ごろに完全復旧したと発表がありました。まだ、一部で回復していないという人がいて『携帯の電源を一度切ってもう一度起動し直す』と通話できるようになることがあるということです。

今回の通信障害によって日常生活のあらゆる面に影響が出ました。沖縄セルラー電話は顧客への補償についてどんな対応が可能なのか検討中だということです。