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那覇市に住む夫婦が養育してきた女の子の里親委託を児童相談所が解除したことに異議を申し立てている問題で児童相談所の担当者が県議会で開かれた委員会に出席し、”里親への対応が不十分だった”と認めました。

那覇市に住む小橋川学さんと久美子さんの夫妻は、生後2ヵ月から養育してきた女の子の里親委託について児童相談所が解除したことを不服として処分の取り消しを求めています。

4月26日に開かれた県議会の文教厚生委員会に児童相談所の担当者が出席して里親を委託解除や一時保護中の女の子の現状などについて説明しました。

委員から出た「里親と児相がしっかりコミュニケーションが取れていたのか」という問いに、担当者は解除の申し出が実の親からあったと述べました。

そのうえで「里親には当初、理解をしていただいていると思っていたが、提訴となり結果的に対応が不十分だった」とも回答しました。

また、女の子の一時保護の期間が100日を超えていることについて担当者は「長引いているが、今できる必要な方法として支援している」と説明しています。

里親問題 児相担当者「里親に対応不十分」認める