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押し寄せ続ける軽石被害を少なくしようと今帰仁村では漁業関係者たちが軽石を防ぐ膜の設置に着手しました。

今帰仁漁業協同組合では運天漁港の港内を閉じて軽石の侵入を防ぐために10人以上の漁業関係者たちが漁船を使って幅40m・網目が2ミリほどの膜を設置していました。

今帰仁漁業協同組合玉城啓時組合長「普段は風向きや潮の流れで漁港いっぱい埋め尽くすくらいの軽石が常にある状況で…、(漁に)出たとしても沖合の軽石の状況を見ながら、出航してもUターンして帰ってきたりだとか、そういった状況が続いていますね」

運天漁港にはおよそ60隻の漁船があって先月から流れ込むようになった軽石で海に出られなくなってしまい今では、ほとんどの船が漁の自粛を余儀なくされています。さらに、港内ではエンジンをかけていない漁船でも軽石が入り込んで船が故障した事例もあるということです。

今帰仁漁業協同組合玉城啓時組合長「我々独自で対応しないと生活も苦しい状況が漁民、続いていて何とか少しでも何かせずにはいられないという感じ」

今帰仁漁協では漁業関係者たちが港に入ってきた軽石の除去作業に連日、追われていることもあり防止膜を設置することで負担軽減につながってほしいと効果に期待しています。

運天魚港 漁業関係者たちが独自に軽石の防止膜を設置