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10年以上処分されずにコンテナの中に放置されていた医療系の廃棄物を撤去するため、県が代執行に乗り出しました。

県によりますと、西原町小那覇の工業地帯に置かれているコンテナの1つには2009年ごろから県内の病院などから出された医療系廃棄物が処理されることなく手つかずの状態が続いていました。山積みになった廃棄物はおよそ10トンにものぼります。

医療機関は産業廃棄物の処理業者に処分を依頼していたのに、業者が作業していませんでした。県は業者に取り除くよう去年から措置命令を出していましたが、このままではコンテナが劣化して放置された廃棄物が外に飛び散る可能性があるため、代執行による撤去に乗り出しました。

県環境部・比嘉尚哉環境整備課長「本来であれば税金は他の有効な事業に活用できたはずのものですけど、マイナス面のことに使わざるを得ないことは残念なことであります」

撤去の費用はおよそ860万円で、県は代執行にかかった費用を処理業者に請求する方針です。

10年以上放置の医療系廃棄物を代執行で沖縄県が撤去