新型コロナの影響で県内各地のイベントや祭りが中止を余儀なくされている中あさって始まる”読谷まつり”は「リモート」による開催を試みます。祭りを成功させようと汗かく人たちを取材しました。

毎年2日間かけて行われる「読谷まつり」は子どもからお年寄りまで、そして伝統芸能やサークル活動にいそしむ村民の年に一度の晴れ舞台でもあります。今年は長引くコロナの影響もあって読谷まつりでも開催の是非が話し合われました。その結論は?

読谷村 石嶺伝實村長「何とか村民の楽しみを(継続)する方法はないかとことで議論して、うち(村役場)のスタッフがリモート祭りでやりましょうということになって映像に残してビデオ撮影をして読谷祭りを発信していくことになった」

リモートで今年もつなぐ「読谷まつり」

読谷まつりのリモートによる開催が決定。配信する映像を見てもらって祭りを楽しんでもらおうというのです。あさって土曜日は過去の祭りの映像配信、日曜日はライブ中継が行われます。そのため村では、まつりのステージに出演する予定だった団体の演舞を残波岬や座喜味城跡など村内の名所で撮影しました。

25日の日曜日は村内にインターネットで配信する中継会場を設置。ゲストを少人数招き今回撮影した映像や過去の読谷まつりの映像を紹介しながら観客には茶の間でその様子を楽しんでもらう形です。

祭りの中継を担当するのはコミュニティーラジオ局のFMよみたん。防災情報や村内の話題を発信するコニュニティーラジオ局です。インターネット配信による番組製作やイベントの映像中継を手掛けていることからまつりの中継に抜擢されました。

リモートで今年もつなぐ「読谷まつり」

仲宗根朝治(ともはる)社長は読谷村商工会の会長も務めています読谷まつりをどうしたら開催できるか模索に汗をかいた一人です。

FMよみたん 仲宗根朝治社長「(村内の)各事業所や団体がそれ(開催)に協力していこうというベクトルが一つになっていることは本当に楽しみに感じているところ」

またFMよみたんではラジオ放送や映像配信を通じてハワイや南米などの沖縄や読谷とゆかりある海外の県系人コミュニティーとのつながりも深めてきました。

FMよみたん仲宗根朝治社長「多くの皆さんに読谷村民のみならず村外や県外、ひいては海外の皆さん方のためにもいまの読谷村の情報を文化を含めて発信していきたいと考えている」

祭りに欠かせない出店。村内の飲食店はテイクアウト料理で盛り上げます。まつりに参加する店の情報は広報誌や村のホームページにまとめられています。そのうちの1店舗が、スモークハウス225、オープンして1年あまりの店で北海道の食材にこだわった料理を提供しています。

店主の村上吉弘さんは、コロナの影響の中仕入れた北海道の食材を直接販売したりテイクアウトの充実を図るなどしてきました。読谷の新たなチャレンジに賛同しています。今回、祭りのため特別に準備したのは・・

リモートで今年もつなぐ「読谷まつり」

村上吉弘さん「牛肉などは他のところでもあると思うので、北海道の食材を使ったハンバーグ弁当、エゾシカ肉を使っている」

エゾシカ肉のハンバーグはジューシーで旨味たっぷり。ソースの玉ねぎや付け合わせのポテトも北海道産にこだわりました。

村上吉弘さん「(村内の)店を回ってもらって衛生面に気を付けながらテイクアウトを楽しんでいただくというやり方、それぞれの店と重ならないようにうち独自の楽しさを提供できればと思っている」

村内各店舗の腕くらべが楽しめそうです。

石嶺伝實村長「村内すべてが読谷まつりに参加していただく形でやっていきたいと思っている。最終日には花火も2カ所から打ち上げるということで最後まで楽しんで頂けると思う(のでよろしくおねがいします)」

村内の人たちがそれぞれの立場で知恵を出し合い工夫して挑む今年の読谷まつり。配信はあさって夕方から始まりますがまつりのライブ中継の配信は25日午後4時からです。

ニュースの中でも少しご紹介しましたが今回の読谷まつりの裏側などを紹介した動画などがすでに読谷村のホームページから見ることができます。読谷まつりに参加している飲食店の情報も掲載されています。コロナ禍での新しいまつりの形に注目したいと思います。

読谷村(よみたんそん)公式ホームページ