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新型コロナの感染が止まりません。きょうも新たに県内では5人の感染を確認しました。こうした深刻な事態になるのを食い止めようと玉城知事が、他府県からの来県自粛を訴えました。

玉城知事「今週に入り、感染者数が著しく増加しており、感染経路が明らかではない患者も増加しております。これまでの『感染確認地域』から『感染拡大警戒地域』に移行しているものと認識しております。」

感染拡大が続く新型コロナ。きょうも新たに5人の感染者を確認。これまでの感染確認は39人になりました。

新たに県庁職員の感染も判明しました。最初に感染がわかった県庁職員の濃厚接触者でした。これで県庁職員の感染は3人にのぼっています。

きょうまでの感染確認39人のうち、感染した経路が追えない事例が18例、さらに県外から持ちこまれたケースが12例なっています。

玉城知事「県外から本県への旅行等を含む渡航につきまして、緊急事態宣言が発令されている間、自粛をしていただくようお願いいたします。観光をリーディング産業とする沖縄県において、渡航自粛要請が本県経済に及ぼす影響は決して小さいものではありませんが、何よりも沖縄県民の命と健康が最優先であるとの思いでお願いをさせていただくものであり、その趣旨をぜひともご理解ください。」

観光客などの県内への来県と、県民が県外に渡航することを自粛してほしいと呼びかけました。自粛を求める期間は、政府が出した緊急事態宣言の期間「来月6日」までです。そのうえで、転勤や進学で来県する人については到着後2週間、外出や人との接触を控えてほしいとしています。

一方、県内の離島から「島に来ないでほしい」との声もあがっています。新型コロナが持ち込まれてしまうと、医療の崩壊など混乱を招く恐れがあることから、南大東島・久高島などこれまでに少なくとも24の離島で人の行き来を自粛するよう呼びかけています。

県内でも増加の一途をたどっている新型コロナ。自分を守るため「うつらない」、拡散しないため「うつさない」といった行動の徹底が重要です。今まで以上に県民一人ひとりの自覚が求められています。