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PFOS汚染 市民団体が外務省に要請

基地周辺の河川が有機フッ素化合物、PFOSに汚染されているのを受け、市民団体が外務省に米軍基地内での立ち入り調査をなどを求める要請をしました。要請したのは、嘉手納ピースアクションのメンバーです。

メンバーたちは外務省に対し、北谷浄水場の取水源である河川や井戸水から有害とされるPFOS、PFOAが検出されことを指摘。県民の命と健康を守るため米軍基地内で、立ち入り調査を実施すること、米軍が調査した結果を明らかにすることなど7項目を要請しました。

嘉手納ピースアクションの豊里友治共同代表は「米軍は、企業局の情報はすべて持っています。要求して彼らは(情報を)得ています。逆に米軍の情報は、沖縄側に提供しない、こういう態度は全くアンフェアで許せない」と話しました。

嘉手納ピースアクションの伊波義安共同代表は「50年近く汚染されて、日本で一番汚染されている浄水場が北谷浄水場なんです。県民にとっては健康や命に関わる問題として、我慢で出来ないんですよ」と話しました。

要請に対し、外務省沖縄事務所の官澤治郎副所長は「地元の皆さんの切実な思いを河野大臣や関係省庁に伝え、しっかり協議し、我々沖縄も努力したい」と述べ、具体的な回答は避けました。