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名護市辺野古では新基地建設に向けた土砂投入が待ったなしの状況ですが、そんな中、QABはある映像を入手しました。そこに映っていたのは・・。

細川さん「あー、えー、素晴らしいね本当に」

貴重映像!ウミガメと泳ぐジュゴンは何を訴える

QABが入手したこちらの映像。国の天然記念物ジュゴンがウミガメとともに悠々と泳ぐ姿がとらえられています。

細川さん「泳ぐ姿が生々しく見ることができるということで、改めて沖縄の海に、ジュゴンが生きているんだなということを再確認させてもらいました。ジュゴンは海草を食べる哺乳類なんですが、同じように海草を食べるカメがアオウミガメなんです。餌が共通しているので、同じ餌場で生息している仲間だと意識しているんじゃないかと思いますけど。」

ジュゴンが撮影されたのは、2009年2月、辺野古新基地建設予定地に近い海域でした。実はこの映像は沖縄防衛局が環境アセスメントの際に撮影したものとみられています。

映像の一部とみられる静止画が、沖縄防衛局が作成した環境影響評価書に添付されていました。

貴重映像!ウミガメと泳ぐジュゴンは何を訴える

細川さん「個体Aですよね。尾びれに切れ込みがしっかりわかります。嘉陽地先でよく確認されている個体で、オスの個体ですね」

細川さんはこの映像から、これまで知らなかった個体Aの特徴に気が付きました。

細川さん「後方の体の後ろの方、横の所にコブがあるのがわかりましたので、尾ビレの切れ込み以外に、コブがあるのがこの個体の特徴であることが、新たに分かりました」

そんなジュゴンが住む豊かな海は今、埋め立てられようとしています。細川さんは、人間のエゴで、ジュゴンの貴重な生息地を潰してはならないと話します。

貴重映像!ウミガメと泳ぐジュゴンは何を訴える

細川さん「ジュゴンが住める海というのが、沖縄島の北部の海に限られているということなんですよね。人間の勝手によって生息地が狭められている。その上に、新たに人間の都合で、それも軍事基地が造られようとしているということは、何というか、人間からしてみると、ジュゴンに申し訳ないことをさせてしまっているなという感じですね。」