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普天間基地などの近くで捕獲されたマングースの体内に、有害な化学物質のPCB(ポリ塩化ビフェニール)の一種が、高い濃度で蓄積していたことが、20日までに分かりました。

名桜大学と愛媛大学の共同研究によりますと、2008年の8月から9月に普天間基地や牧港補給地区の近くで、捕獲されたり交通事故で死んだりしたマングース7匹を調べたところ、7匹全ての体内からPCBやダイオキシンが検出されました。

このうち、モノオルトという種類のPCBは、肝臓組織の脂肪、1グラム当たり最高で890ナノグラムが検出されました。

これは、県内のほかの地域のマングースと比べて10倍以上、本土のネコやイノシシなどより10倍から100倍以上、高い値だということです。

県環境保全課では「研究チームに詳細を問い合わせるなど、情報収集に努める」と話しています。