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シングルマザー、そして子どもや女性たちの人権について考えるシンポジウムが10日、那覇市で開かれました。

シンポジウムではフランス国立東洋言語文化研究所でシングルマザーについて研究している猿ヶ沢かなえさんが講師を務めました。

猿ヶ沢さんは日本では1人親世帯の貧困率が非常に高いこと、特に女性が貧困に陥りやすい現状を指摘し「貧困の問題が個人の問題とすり替えられるべきではない」と述べました。

また沖縄キリスト教学院大学の新垣誠准教授が、ネパールでは多くの女性たちが幼いころから家事労働を強いられ、教育を受けられないでいる現状を報告したほか、フリーライターの山城紀子さんが、赤ちゃん置き去り事件や児童虐待事件を取材した経験から「女性が安心して安全に暮らせることが子どもの安全につながる」と訴えました。