※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
News Photo

洋上で救急患者が発生した際などに、現場に派遣される医療関係者を対象にした訓練が17日にありました。

この訓練は、第11管区海上保安本部が、救急患者の搬送時などに救助用のヘリコプターに同乗し、現場まで駆け付ける協力医療機関の医師や看護師を対象に開催したもので、県内6カ所の医療機関から20人が参加しました。

医師らには主にヘリコプターの中での狭いスペースでの医療活動が求められることから、11管の担当者は、ヘリコプターの設備や騒音、振動などについて説明していました。また、実際に救助用のヘリコプターに搭乗し、機体の揺れや機内でのコミュニケーション方法などを確認しました。

参加した医師の一人は「全く初めてよりは、こういう場所を自分で感じておくというのは大切だと思う。自分たち自身の安全も守らなければならないので、そのへんも気をつけながら」と話していました。

今年、11管区管内では実際にこうした外部の医療機関の医師がヘリコプターに乗り救急患者を搬送した例が2件起きていて、参加者は真剣な表情で作業の注意点などを確認していました。