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育児に関わる様々な情報をお伝えする子育て応援団。きょうは、親子連れから高い支持を得ている、石垣市のリゾートホテルのサービスについて紹介します。

「イー、アール、サン、オー!」

アーチェリーの指導を受ける子どもたち。初体験でも、見事、的に命中です。一方、こちらはテニスのレッスンをうける子どもたち。大きなラケットを、一生懸命振り回しています。一見スポーツクラブのようですが、これらは全てリゾートホテルのサービスの一つなんです。

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石垣市川平にあるクラブメッドカビラビーチ。半世紀以上の歴史をもち、現在、世界中に80以上のリゾートを展開するクラブメッド。日本では、石垣と北海道の2か所に展開しています。最初の旅行代金に食事や、アクティビティ料金などが含まれ、追加出費の必要がないオールインクルーシブシステムや外国人が半数を占める、GOと呼ばれるスタッフが国際色豊かで、親しみやすい雰囲気を演出している異色のリゾート施設です。石垣直通のチャーター機の運行などで中国や台湾など、海外からの宿泊客が全体の15%を占めるなど、とても多いのも特徴です。

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社長「遊ぼうが何をしようが、食べようが、飲もうが、とにかくそれ以上お金はそれ以上かからないということですね。だからもう本当の意味でリラックスしていただける」

そしてもう一つの大きな特徴は、親子連れの多さ。宿泊客のおよそ70%がファミリー層です。

本部長「我々もお子様を楽しませますので、お母さんお父さんは遊んでくださいと。それが一番の考えです。だから全員、すべての方々にバカンスを楽しんでいただきたい」

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世界中の親子に、圧倒的な支持を受けている理由の一つがこのミニクラブ。子どもの年齢別に、様々なサービスを提供するもので、ただの託児施設との違いはプログラムの圧倒的なボリュームです。朝から夜まで、提供されるメニューは40種類以上に上ります。40年以上前に、海外でミニクラブをスタートさせた時にはファミリーバカンスの革命とまで呼ばれました。もちろん、利用にあたり、追加費用の必要はありません。

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子供と接するのもGOたち。世界中から集まる子どもたちのため、クラブでは様々な言語が飛び交います。国際色豊かな環境も人気の一つです。そして、なんとこんなことにも挑戦します。空中ブランコです!もちろん、子どもたちは初体験。高さは、地上7メートルにもなります。

「Look up! And head up! Put feet under the bar!」

空中ブランコは、4歳からですが、そのわずか4歳の子でもこの通り。しっかりとバーを握りしめています。

本部長「そこまでしないと逆に、お子様が楽しんでいただけないんであれば、お母さんもお父さんも本当に楽しんでいただけませんよね。そういう意味では最低限のものを準備しなければならない、そうするとああなっちゃいますね。」

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保護者「今、やっぱり心配で見に行ったんですけど、ものすごく楽しそうで、親と一緒だとどうしてもプールはプールでずっと浮かんでたり、海は海だけになるんですけど、きょう朝からアーチェリーしてテニスして、空中ブランコをさせてもらって、親と一緒ではできないことをさせていただいて、なんかもう、目がきらきらしている子どもたちを見たら、安心してすごい来て預けてよかったなと思いました」

そんなクラブメッド・カビラビーチでは、開業10周年を記念して、来月から、さらに、親子の時間を楽しめるエコプログラムがスタートします。

石垣島の豊かな自然環境を、再発見してもらおうというもので、海岸清掃を兼ねた、モーニングウォークのほか、八重山地方特有の植物や、環境に触れあう自然散策ツアーも行われます。これは、先日行われたプレスツアーの模様です。

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「ほら特にあそこなんか見てごらん、ほら、下りてくる途中に他の木に絡まりついて」石垣島ウミガメ研究会の谷崎樹生(たにざきしげお)さんが、島の貴重な生態系をガイドしてくれます。「ほら、ここんとこ割れてるでしょ、背中のね、背中のここんとこ、ここから出てくる」また、干潟でマングローブの植樹が体験できるツアーも企画されています。谷崎さん「そんな感じで、あまりくっつけない方がいいですね、はい、そんな感じね」  こうして、自然環境の再生に、親子で参加することもできるのです。

谷崎さん「自然の中での原体験が不足したまま親になってしまって子育てをしている世代が増えてきましたからね、まあ、こういう機会もあったほうがいいんじゃないかなと思います」

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本部長「自分たちの生活にどういう風に戻ってくるのか、というのを考え、気付いていただくきっかけになれば」

他のリゾートホテルとは、様々な点で差別化を図るクラブメッド。独特のリゾートスタイルにリピーターや、熱心なファンは多く、世界的な景気後退の中でも、粘り強い集客力を見せています。

本格的なリゾートから、エコまで、家族全員一人一人が心から楽しめる。少子化が進む今、そんな、ファミリーバカンスのあり方に注目が集まっています。

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リゾートホテルというと、何か高級なイメージばかり先行して小さな子どもがいると、逆に敬遠する人が多いといいますが、こちらのホテルは、発想が全く逆ですね。外国人や、ファミリーが多いという差別化がこうした不況にも強いと、経営にも有利に影響しているということです。