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名護市の大浦湾で、沖縄本島から姿を消したとも言われるネオンテンジクダイの姿をとらえました。ネオンテンジクダイが見つかったのは大浦湾の河口からおよそ1キロ沖の「クマノミ城」と呼ばれるポイントの近くで、ユビエダハマサンゴの間に4匹ほど一緒にいるのを確認されました。

卵を口の中で孵化させ、しばらく親の口の中で育てるという面白い習性を持っていて熱帯魚ファンには人気の魚。汚染されていない川の水が流れ込む静かな湾にしか生息していないため、もともとは奄美から八重山まで広く分布しているものの、環境の悪化で特に沖縄本島ではベテランダイバーもめったに見られなくなったと話しています。

大浦湾には基地建設に伴う埋め立てが計画されていますが、国の環境アセスの中ではネオンテンジクダイの生息について触れられておらず、アセスの精度にも疑問の声が上がりそうです。