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この不況の影響は三が日の観光スポットや初詣の神社などにどのように現れていたのでしょうか取材しました。

秋山記者「景気の悪化で心配された行楽地の人手。さてその影響はあったのでしょうか?」

正月三が日、県内でもっとも人出が多かった観光スポットは美ら海水族館。3日間で3万8637人と去年と比べてやや減少しています。

海洋博公園・亀井良昭水族館統括「元旦は多かったのですが、2日3日とかなり少なかった。景気の影響でしょうか」

美ら海水族館では今年の三が日は天気があまりよくなかったこともあり、特に県内の入園者が少なかったということです。

また、首里城でも今年の正月の人出は去年に比べ少なく、園内で働く人々の目にもやや寂しいお正月と移ったようです。

「お正月にしてはちょっと少なかった」「お客さんは来るけど買い物する人は減っている」

首里城公園の三が日の入園者は3万1000人余り。去年より6000人ほど減少しています。

一方、こちらは状況が良くなるよう神頼みということでしょうか。初詣の客は去年よりおよそ5000人増えました。

中村記者「お正月3日間で23万人が訪れた護国神社。参拝者の多くは景気回復を願っていました」

参拝者「自分の健康と仕事がうまくいくように」「毎年毎年少しづつという感じ、去年はガクンって。やっぱり、後半とくに11月とか。サービス業なんですけど12月は最悪でした」

護国神社によりますと、例年に比べてお守りや熊手などの縁起物を買っていく人や絵馬に願いを書く人が多かったということです。

護国神社・加治順人神職「不景気を反映してか、就職関係のお守りが早く出たように思います。お賽銭についても例年と大きくは変わらないんですけど、比較的(景気回復を願い)千円札や2千円札が多くあったように感じます」

また、会社の商売繁盛などを願う祈願の予約も正月三が日はすべて埋まっていたということで、景気回復を願う人々の切実な思いが表れています。