※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
News Photo

中央の不況の波が県内にも押し寄せています。ハローワークには仕事始めの5日に続き、6日も職を求めて多くの人が訪れています。

那覇市おもろまちのハローワークには午前8時半のオープンとともに、失業保険の給付手続きや職を探す多くの人が訪れました。

このうち会社が倒産し、2008年11月に解雇されたという51歳の男性は「厳しさはこれからどっしりと感じると思う」と話していました。

例年、正月明けは県外で期間工の仕事を終えた人たちの保険の申請などで混み合うという事ですが、今年は様子が違います。5日に給付申請をしたのは去年1月の1日平均を上回る93人。求職相談や求職申し込み者数も数百人を超えました。

ハローワークでは、県内求人数の減少が深刻さを増し、県外企業の就職も厳しくなっているという現状を懸念しています。ハローワークの塩川恵信所長は取材に対し「県内求人も対前年比で24〜25パーセントずつ減少しているという状況が続いている。去年(2008年)4月から10月までのトータルを対前年で比較すると3割ほど減少している」と説明し「(県外から)帰って来たが行くところがない、そういう皆さんの次の就職のあっせんはどうするか、心配は大きい」と話していました。