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去年の安部前総理に続いて、昨夜、福田総理が辞任しました。昨夜から取材に当たっている金城記者に聞きます。金城さん、まさかの辞任劇でした。

金城記者「前の安部総理も国会で所信表明演説を行ったあとに辞任しました。福田総理も臨時国会の日程を決めながらの辞任です。いずれもこの国の重要案件を審議する矢先でした」

県内の政党の反応はどうでしょう。自民、公明、民主の代表に聞きましたのでお聞きください。

自民党県連・翁長政俊幹事長「びっくりしたというのが現状でした。何で今の時期に、総理がこういう決断をしないといかんのか。新しい政権をつくって、政策を一つ一つ積み上げていって、責任政党として国民に明快なビジョンを打ち出していくことが重要」

公明党県本・金城勉幹事長「国民生活が今大変な状況ですから、それに対して政治が責任を持って、しかもスピーディーに対応していくということが求められいる。そういう角度から、ぜひ空白をつくることなく頑張っていただきたい」

民主党県連・喜納昌吉代表「自浄能力を失った今の自公政権の醜態が、今回の福田政権の、安倍政権と全く同じ轍を踏むと言う、こんな恥ずかしいことがありますか」

金城記者「自民・公明は連立維持に躍起。一方の野党民主党は政権交代狙いで対照的です」

福田総理の辞任、沖縄にとってどう影響するのでしょう。

金城記者「いま目の前には原油価格の高騰による生活への打撃があります。そして普天間基地の移設問題です。国、県、名護市で移設協議会が開催され、?字だ、沖合い移動だという協議だけが先行しています。しかし、いま問題の本質はそうではない。県議会ではこの7月に県内移設の反対決議をしました。これが新たな政権にどう反映されていくのか、ということです。私たちが望んでいるのは、いつ、基地をはじめ、沖縄問題に腰をすえて解決にあたってくれる本当の内閣ができるのかということです。今のように政権が猫の目のように変われば、確実に政治不信は広がっていくでしょう」

補正予算が成立するとすぐに総選挙です。あわただしくなりますが、私たちには問題の本質を見続ける力が求められます。