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沖縄国際大学にアメリカ軍のヘリが墜落してから、4年経つのを受けて、21日夕方、市民団体が、普天間基地のゲート前で基地の閉鎖を求める抗議集会を開きました。抗議集会は、沖縄平和運動センターなどが呼びかけて開催したものでおよそ300人が参加しました。

ヘリコプターの墜落事故が起きて4年が経過しますが、その危険性は何ら変わらず知事が基地の閉鎖状態を要請しているものの国からは、明確な回答がないのが現状です。

集会中にも、2機のへりが住宅地と隣接する基地上空で訓練を行っていました。参加者は集会終了後、アメリカ総領事館までのおよそ2キロを、シュプレヒコールを上げながらデモ行進しました。

一方、那覇市では、アメリカ軍の原子力潜水艦の放射能漏れに対する、抗議集会が開かれました。原子力潜水艦ヒューストンは2年間にわたって放射性物質を含む水漏れを起こし、うるま市のホワイトビーチへの5回を含め日本に11回も寄港していました。

集会では「人体に影響がない微量の放射能漏れだったとはいえ、地元の漁業に対する風評被害が懸念される」「2年以上も放射能漏れを続けていた潜水艦の寄港を許す事はできない」などと、強い批難の声があがりました。

集会では事故原因の真相を明らかにし全ての情報を公開する事や原子力潜水艦の寄港を認めないよう求める抗議決議が採択され、国際通りをデモ行進して放射能漏れを糾弾しました。