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泡瀬干潟の埋め立て計画について、沖縄市の東門市長は5日、すでに工事が進んでいる第一区域を認め、第二区域については一部見直しを求めるとの方針を発表しました。

泡瀬干潟の埋め立て計画について東門市長は、2006年4月の市長選の際、市民の声を良く聞いた上で判断したいとし、態度を明確にしていませんでした。

当選後、環境の専門家などによる委員会を設置し、埋め立て計画の推進か、中止かを検討した結果、東門市長は現在埋め立てが進んでいる第一区域については計画を推進、今後予定されている第二区域の工事については干潟の保全などのため、計画の一部変更を求めることを明らかにしました。

5日の記者会見で東門市長は、第一区域の推進を決めた理由ついて、「今後の社会経済状況を見据え、土地利用計画の見直しを前提に推進せざるを得ないと判断した」と説明しました。

埋め立て事業による市の活性化と貴重な自然環境の保護を両立したいと東門市長は語りましたが、自然保護団体からは落胆の声が聞かれました。

泡瀬干潟を守る会の小橋川共男・共同代表は「市民の声を聞くという建前は言ったが、(埋め立ては)しょうがないという考えを持っていたのではないか」と話していました。

沖縄市は今後、埋め立て面積の変更などについて、国や県と協議する方針です。