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県教育庁の仲村守和教育長は5日に文部科学省を訪ね、学力向上にむけた対策への支援と、集団自決に関する検定意見の撤回、記述の回復を申し入れました。

文部科学省を訪れた仲村教育長は、初等中等教育局の金森局長に対し、「県民は検定意見の撤回を求めている。来年から子どもたちが使用する教科書には、ぜひ記述を回復してほしい」と申し入れました。

これに対し金森局長は「審議会でしっかり検討して、2008年4月には間に合わせるようにしたい」と回答。来月12月の印刷に間に合うよう、近く審議会を開き、集団自決に関する記述を再検討した上で、記載した教科書を2008年度に配布する方針を示しました。

教科書検定問題をめぐっては、検定意見がついて記述を修正した5社のうち4社が文科省に対し、すでに記述を回復させる内容の訂正申請を行っています。