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琉球王朝の大交易時代、中国と琉球の間を行き来していた「進貢船」を復元した模型が31日に完成しました。

那覇市の県立博物館では模型作りの最終段階の作業がマスコミに公開されました。完成した進貢船は長さ3メートル、幅80センチ、高さ2メートル40センチと実物の10分の1の大きさです。

進貢船は14世紀以降、中国との交易に使われ、琉球からは高級食材として珍重された昆布やアワビなど、中国からは薬や染物などが運ばれ、琉球王朝の繁栄を支えていました。

進貢船の復元に携わった琉球大学の高良倉吉教授はQABのインタビューに、「多くの人間たちが、この船を使って、行ったりきたりした。貿易をしたり、文化を学んできたり、あるいは、学問を学びに行った人もいる。アジアと沖縄の交流は船がなければできなかった」と進貢船が王朝時代を支えた様子を語りました。

進貢船は、11月1日のオープンとともに一般公開されます。