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やんばるの海岸で卵からかえった海がめの赤ちゃんが天敵の蛇、アカマタに捕食される貴重な映像が入ってきました。

国頭村奥のこの海岸は自然の植生が残る浜で、今年もすでに28箇所、海がめの産卵が確認されています。浜のアダン林から現れたアカマタ。孵化直前の巣を探り当てて砂の中を物色します。

そして子ガメを見つけると丸呑みに。

アカウミガメは一度に120〜130個の卵を産み、そのうち無事に孵って海まで到達するのは7割程度といわれ、撮影したウミガメに詳しい嘉陽宗幸さんも何匹かが蛇やカニの犠牲になるのは自然の姿だといいます。

嘉陽さん「亀が一箇所に百何十個も産むこと自体が、そういうことが想定に入っていて」「海にいってから、やられるほうがずっと多い」

アカウミガメはこのあとアメリカ西海岸まで泳いで、2〜30年かけて成長します。また沖縄に戻って産卵までこぎつけるのは1000匹に1匹といわれています。