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中継 防災とボランティアの日 名護防災研修センター

さて、きょうのお天気コーナーなんですが仲宗根さんが外へ行っているようですよ。 一体どこに訪れているんでしょうか。仲宗根さ~ん。

仲宗根朋美気象予報士「はい、今日はスタジオを飛び出して、ここ名護市 名護消防署前に来ています。この時間の名護市の気温は16℃肌寒いです!さて、今回何故名護消防署にきているかというと・・・・今日1月17日は「防災とボランティアの日」なんです。24年前のあの大地震を教訓につくられました。

1995年1月17日、煙の数はおよそ10本。かなり広い範囲で火災が起こっています。24年前の1月17日に発生した阪神・淡路大震災。震度7の大規模地震が襲い、死者は6400人あまりと関西地方に大きな傷跡を残しました。

こちらの名護消防署の中には、おととし新しく建てられた防災について学べる「名護防災研修センター」があります。今日は、その施設について天気と共にこの後お伝えします。

さて、今日は気象予報士の仲宗根さんがスタジオを飛び出して、名護市に行っているようですよ。どこに向かったんでしょうか。

今回やって来たのは、名護消防署内にある名護防災研修センター。こちらの施設は、防災意識を高めることを目的に造られた体験型の施設です。

中継 防災とボランティアの日 名護防災研修センター

まずこちらは、「シアターゾーン」名護市で大型の津波が襲ってきたことをイメージした映像などが映し出されています。

「火災ゾーン」では、いざという時の消火器の使い方や避難の仕方を学べます。そしてこちらは、「地震ゾーン」地震が発生した時にとるべき行動を学ぶことができるんです。

中継 防災とボランティアの日 名護防災研修センター

こうやって実際に、体験することで防災の大切さを学ぶことができる施設となっています。

仲宗根朋美気象予報士「そしてここから、紹介したいのがこちらの風水害ゾーン。ここからはセンターの職員である島袋さんに案内していただきます。よろしくお願いします。」

島袋さん「よろしくお願いします。」

仲宗根朋美気象予報士「さて、このコーナーなんですが、一体どういったのが学べるんでしょうか。」

島袋さん「沖縄は台風や集中豪雨などによる風水害が多いですよね。良くあるのが、このくらいの水位なら大丈夫だろうと、車で通ってしまったり、家のドアを空けようとしたりしますよね。その時ドアにかかる圧力を体験できるところとなっています。」

中継 防災とボランティアの日 名護防災研修センター

仲宗根朋美気象予報士「車の運転席と玄関を模したものがありますね。私も実際に体験してみていいですか?」

島袋さん「どうぞ。まずは、一番低い10cmの浸水でいってみたいと思います。どうぞ、ぐっと押してみてください。」

仲宗根朋美気象予報士「あ、結構重たいですね。私でやっと開けられるかなーって感じですね(脱出成功のランプ点灯)」

島袋さん「では、今度は一気に水深を50cmに上げてみましょう。どうですか?」

仲宗根朋美気象予報士「わ、もうびくともしません。島袋さんも一緒にお願いします」

島袋さん「いいですよ~」(手伝ってもらってようやく開けられる)

仲宗根朋美気象予報士「50cmも浸水するととてもじゃないけど、1人で扉を開けて脱出は難しいですね。」

島袋さん「そうなんですよね。実際どれくらいの圧力がこのドアにかかっていたと思いますか?」

仲宗根朋美気象予報士「60キロぐらいでしょうか?」

島袋さん「いえいえ、もっと圧力がかかっているんですよ。(フリップ手持ちめくりで)仲宗根さんが開けることのできた水深10cmは4キロの重さがかかっていました。そして30cmで36キロ。大体小学校5年生くらいの子供の重さですよね。そして、50cmはというと・・・なんと100キロもの力がかかっているんですよ~」

仲宗根朋美気象予報士「100キロ!?確かにこれだと女性一人だと開けられないですね。」

島袋さん「そうなんです。なので、浸水する前に避難することが重要になってきます。」

中継 防災とボランティアの日 名護防災研修センター

仲宗根朋美気象予報士「なるほど。大雨洪水注意報をチェックすることも大事ですが、日ごろから自分の家の周りは地形的に低いかどうかなども頭に入れておくと気象情報をチェックしながら、危ないから避難するという行動が前もって取れそうですね。沖縄は台風の災害などもある地域ですから、こういった日に防災の意識を高めてもらいたいですね。」